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多摩川の生き物とヒト その156 水系 自転車 のみの市と関戸橋下見、日野市 石田の現状         ”23/9/30

自転車 のみの市が立川市旧多摩川小学校跡で行われるとの事で、興味があるので出かけた。旧多摩川小は立川創造舎と言うスペースに変わり、中央本線に近接し、川べりにも近い。
のみの市は今は無いサカエなどの古い部品を売っているなど、魅力的だが、出店者が4団体しかなく、物足りなかった。また、校庭の隅で店を広げていて、もっと、大がかりだと思っていた。日本ではまだ、自転車の文化は一部の人だけだろう。興味はあったのが、ランドナー用の大きなライトがあるだけで、特に欲しいものが無く、早々に退散した。

北多摩2号水再生センター(下水処理場)からの排水路。対岸は日野市で多摩丘陵。遠くが圧縮されている。


電線には多くのカワウがいる。
府中四谷付近。河川敷が広がり、森も出来ている。


時間に余裕があったので、関戸橋の工事の下見に行く。ここは2017年から橋架け替え工事が始まり、環境などに配慮したとの報告書が毎年、届いている。現在、どのようになっているのかを見たかった。
工事は中断していたので、サイリング道路から廃止された迂回路の道路から入り、川辺に向かう。一番、川に近い橋脚付近でカワラケツメイを見つける。周囲には石ころだらけの川原があり、ヤハズソウなどが生え、良い感じ。さらに、この廃止された旧サイクリングロードの周りにもカワラケツメイの群落を見つける。このケツメイと川原の保護を訴えていくつもりである。

河辺に近い橋脚付近。
この橋脚付近に使われなくなったサイクリング道路が走っている。
橋脚の目の前にはブロックがあり、ヤナギなどが生えている、良い水辺になっている。
下流は礫河原になっている。
このような荒れ地にカワラケメイが生えている。
ネムノキのような、カワラケツメイ。
絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。カワラノギクとは違い、ロゼットを造らないので、繁殖は難しいだろう。
マメ科だが、蝶型の花ではなく、二つに分かれた花を着ける。

関戸橋に戻り、橋を渡り、右岸へ。橋のたもとにあった工事用関係者が使っていたコンテナは無くなっていた。ヘヤピンカーブを曲がり、橋脚へ。川辺に行くと、またしてもカワラケツメイがあった。橋脚の上流の小段にも河原が広がり、ケツメイやヤハズソウが広がり、良い環境になっている。ここ右岸でもケツメイと川原の保護を訴えていきたい。

右岸の橋脚。カワラケツメイが群生している。
荒れ地に多い。
大きな群落を作っている。
なかなか、花が開いているのを見たことが無い。豆は戎茶の代わりに使う。
橋脚の上流の小段の河原。ヤハズソウなどが生えている。
オオニシキソウ。赤くなり、目立つ。
カワラケツメイの豆。

下見が終わった後、京王線鉄橋近くで、例の石で囲まれたカワラノギクの播種地を見る。ここでは、ケツメイやカワラサイコは青々と茂っていたが、ノギクは一株だけだった。近くにいた学生さんに「誰が植えたのですか」と聞いたが、「わからない。」と言う事だった。

ツルボ。
キジカクシ科になった。
淡いピンクの花を着ける。
シナダレスズメガヤ。良く、緑地などで使われている。


輝く、キンエノコロ。

右岸沿いを上流に向けて進む。浅川を一旦、遡り、また、下る。日野高校の校舎が新しくなった。他の古い学校の校舎もきれいにしてもらいたいと思う。
浅川合流点付近では、すでに、防災拠点の工事が始まっていた。浅川の先には行けなくなり、草が生い茂った所やその先では草が刈られ、土が見えていた。

浅川右岸から対岸を見る。日野高校の校舎が新しくなった。
浅川合流点付近では防災拠点の工事が始まっていた。
根川沿いの樹々はすべて、伐採された。平地になった。
浅川合流点から、重機が入れるように、工事が進む。
多摩川の土手。工事に伴い、立ち入り禁止となった。

浅川から左に曲がり、根川を渡り、多摩川の土手に出たが、根川沿いのサクラやアオギリなどがきれいに伐採されていた。多摩川の土手にはフェンスが張られ、立ち入りが出来なくなっていた。8月の鳴く虫の観察会では入れて良かったと思う。堤防の先は整地され、きれいになっていた。これから、橋ができ、大きく、この石田付近は大きく、景観が変わると思う。
久しぶりに走ったが、気温が下がったので、楽に走れた。

昭島左岸。セイバンモロコシが覆いかぶさっている。
キクイモと混じって咲いている。日野の右岸で。
ヒガンバナに混じって咲く、シロバナマンジュシャゲ。福生で。
シロバナマンジュシャゲ。九州が分布域。
チカラシバ。
美しく、咲き誇る。
チョウなどにも目が行くようになった。ヤマトシシジか。

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