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King Gnu Dome Tour 「THE GREATEST UNKNOWN」 東京1日目  感想 (ネタバレ有) Part 1.

人生初King GnuのLIVE、東京ドーム公演1日目の感想を書いていきます

開演前

開演予定時刻10分前ほど、ステージの左右に設置されていた大型のスクリーンに突如スーパーマン衣装を纏ったモノクロの井口理が登場
「今日という日を伝説の日にしたい、みんな周りを気にせず自由に歌って
踊って楽しんでくれ!」と言い残し退場(台詞はうろ覚えです)
あまりにも唐突な登場に、この時点で会場は大盛り上がり。

開演予定時刻を10分ほど過ぎ、暗転

OP

アルバムの流れ通りMIRROR…ではなく新規のSEにSPECIALZのMVをベースに様々な映像がコラージュされた映像が流れる。イメージとしては2022年の東京ドームのOPを音、映像ともに邪悪にしたようなもの。

過去のアルバムツアーのライブ映像を見る限りOPSE⇨1曲目はアルバム通りの流れをそのままライブでも行うと思っていたのでこれは少し意外だった。

1.SPECIALZ

徐々に観客の歓声と拍手が大きくなっていく中、真っ白な背景に真っ赤な文字でスクリーンに曲名が映し出された。
その1曲目はなんとSPECIALZ
スクリーンに曲名が映され演奏が始まると同時に観客の歓声、悲鳴、拍手が鳴り響く。その勢いは凄まじく、歌い出しからしばらくは演奏がほぼ聴こえないほどであった。

2.一途

興奮冷めやらぬまま白いレーザーが激しく荒ぶり、披露されたのは一途
何度もライブ映像で見た、聴いた光景をいざ目の前にするともう溢れ出る感情が抑えきれず、始まって早々涙が止まらなくなってしまった。
いや、、、もう、ほんとやっっっっばい….。
あまりにもかっこよすぎる。
ALBUM VER.通りのアウトロで加速するアレンジは生で聴いてもブチ上がった。かっけぇ。

3.千両役者

流れそのままにきたのは千両役者
ALBUM VER.とこれまで披露してきたSingle VER.をミックスさせたような
アレンジで、やはりライブでの無骨で荒々しいバンドサウンドとこの楽曲の親和性の高さを再認識した。
リリースされた時から私自身King Gnuの楽曲の中でも五本指に入るほど気に入っているので早々に聴くことができ、うれしい。
確かこの曲のアウトロで恒例の「King Gnuはじめるぜ!」を常田が叫ぶ。
熱い。

4.STARDOM

以前のライブやアルバムでは終盤に置かれていたこの楽曲が、なんと4曲目に登場。
しかしここまでの流れにもしっかり噛み合う上、盛り上がりも凄まじいものであった。元々ライブ映えする曲というのはファンの投稿やメンバーから
聞かされていたが、本当にその通りで、ALBUM VER.通りイントロ部分から井口の煽りとともに観客全員でシンガロングする瞬間の熱気、一体感は凄まじく、まさしくライブの良さが存分に発揮されていた。

5.MIRROR ~ CHAMELEON

しばらくの暗転と共に今回のアルバムの1曲目であるMIRRORが流れる。
スクリーンには空から落下した1つの星が岩の山を飛び跳ねて超えていき、
どこからかやってきたヌーと共に別の場所からやってきた4つの星と合流して5つ星になる…といったようなものであった(かなり曖昧)

その流れでシームレスに披露されたのはCHAMELEONN
この楽曲が初めてリリースされた時はまさかアルバムの実質的な1曲目を飾ることになるなど微塵も想像していなかった。

6.DARE???

いや音源と比べてライブで変わりだろその①
確かCDTVで披露された時はエフェクトが入ったツインボーカルによる
「君は誰?」の掛け合いとなっており、音源と比べてあまり変化は無かった
のだが…。
まさかのvivid redとドッキングしてパワーアップ。

King Gnuになる前のSrv.vinci時代の頃からずっとライブでの披露はされてきても正式な音源化はされておらず、ライブの映像が特典として見れる際にも何故かカットされ、実際にライブに行けた人しか聴くことができなかった
幻の楽曲、それがvivid redである。

数年前に幕張のライブがオンライン配信され、初めてフル尺での音源が世に放たれたため聴いた事はあり、ほぼピアノと不思議なSEだけであったが、これまでの楽曲には無い妖しげなメロディとジャズのような洒落た雰囲気は一度聴いたら頭から離れなかった。(なおその幕張のライブ以降はセトリに入ることが無く、実に3,4年ぶりである)

そんな経緯がある事からvivid redさんがDARE???はアルバムに収録されている音源よりも3分ほどのものに延長されており、完全に別物である。
DARE???とvivid redの親和性はものすごく、元々の楽曲を知っている人にも全く違和感も感じさせずに新たな楽曲として成立させてしまう常田大希のコラージュ能力の高さにはびっくりである。鬼才。
歌詞も変更されていたが、例のメカ常田エフェクターがかかったボーカルではちゃんとした歌詞は聴き取ることができなかった、無念。
観客の「え、なにこの曲知らないんすけど…!?」といった雰囲気がひしひしと伝わってきた。まさしくDARE???である

7.白日

前曲があまりにも心変わり色変わり軽やかに姿を変えており僕の知らない君は誰状態であったが、そのお陰か今回の白日のイントロを聴いた時、
何故か謎の安心感があった。2番サビ終わり、ギターソロ入り直前、というか導入の「忘れさせてええええぇぇくれよおおおぉぉぉぉぉ!!!」
の超高音ロングトーンは実際に生で聴くと迫力がダンチであった。
そういえば何かの番組で新井先生が「白日は歌うのがキツいのでライブだと喉が温まってきた7曲目ぐらい」と言ってたのを思い出しました。

8.硝子窓

もうそろそろ貫禄がついてきた白日先輩の次に披露されたのは新入りの硝子窓くん。で、今回のアルバムの中でも特にライブ映えが凄まじかった楽曲の1つである。スタジオ音源と比べて目立った変化はないものの、良い意味でバラードらしからぬ熱気やパワーがこの楽曲から生み出されていたように感じる。特に2回目のサビ後「誰かが決めた宿命や…」からの熱のこもった歌い方はイントロ歌い出しの繊細で艶のあるボーカルとは全く別物であり、
歌い方の分け方による井口の表現力の巧みさには驚かされる一方である。

9.泡

フジロックや2021 AW、CLOSING CEREMONYに行くことのできたファンは皆こぞって「泡のライブ映えがすごかった」と仰っていた。
して今回ようやく聴けたわけだが、本当にその通りであった。
一途とは180度異なる青く妖しく霧がかかったレーザーがうごめき、深く深く心を揺さぶるような演奏には心を奪われるばかりであった。

10.2 Μ Ο Я Ο

〜フカフカのベッドにDIVE 〜
個人的King Gnu史上もっともやさしい歌詞の当楽曲も勿論抜群のライブ映えを見せてくれた。サイケデリックな映像に音源と全く違うギターソロ。
浮雲リスペクトな常田のアレンジの自由奔放さにはいつも驚かされる。
アウトロは音源よりも長く、短めのセッションに繋がっていく

11.Vinyl

前曲のセッションそのまま当楽曲のイントロになだれ込む瞬間があまりにもオシャレ過ぎて鳥肌半端ないって…
イントロのギターリフが聴こえた瞬間の歓声の大きさが当曲が根強い人気を誇る事がすぐに分かる。
以前メンバーも話していたが、活動初期のライブハウスで演奏していた曲がアリーナやドームでも通用し、観客も大いに盛り上がれる、というのは中々やりたくてもでき無い事であると私は思う。
ネタバレ有とタイトルに宣言したので堂々書くが実は今回のライブ1st Album「Tokyo Rendez-Vous」から披露された楽曲はなんと、Vinylのみである。
表題曲Tokyo Rendez-Vous、サマーレインダイバー、McDonald Romanceはここ最近のライブではほぼ毎回演奏されていたため意外であった。

衝撃のスペシャルゲストが来た後半戦は後日投稿したいと思います。

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