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新無印第114話「炎の特訓バトル!サトシ対シンジ!!」感想

※画像は全てポケモン公式YouTubeチャンネル からの引用となります。
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〇概要

シンジ回!とみせかけてオーキド研究所の趣が強かった回でした。 先輩たちにパワーをもらって現役が強くなる展開は王道ですが熱い! 満足感の高い良回です!

〇気合と根性?

マスターズトーナメントを控え特訓をしているサトシ達。
サトシ:今よりもパワーもスピードも上げないと!
ゴウ:どうやって?
サトシ:気合で!

この場面はDPのサトシとシンジの問答のオマージュでしょう。根性論で押すサトシと理論派のゴウ、今でもサトシの根っこは変わっていません。

〇オーキド研究所帰還

そんな中オーキドから連絡が入り「気合の入る場所があった!」と意気込むサトシ。
アローラ凱旋回に引き続き、先輩ポケモンに気合を入れてもらう展開です。
研究所に帰るなり大歓迎の歴代手持ちポケモンたち。その先導はもちろんサトシを愛してやまないベイリーフです。

歓迎されるのはサトシばかりではありません。
なぜかゴウにフカマルとガマガルが懐き離れません。(なぜかは最後までわかりませんが笑)
そして気合を入れてもらう新無印メンバーは殊勝にも「後輩感」を強く刻んだ面持ちで先輩たちにご挨拶。

〇マスターズ8報告&エネルギーシャワー

サトシは研究所のポケモン達にマスターズトーナメントに挑戦すること、その為にエネルギーをわけてほしいことを伝えました。
するとポケモン達はタイプごとにエネルギーを放出。古い例えですが、ポケスペっぽいタイプエネルギーのシャワーが降り注がれました。

シャワーの仕上げはピカチュウの電気エネルギー。サトシの手持ちで電気エネルギーを扱えるのはピカチュウと異世界にいるアーゴヨンのみ(のはず)です。
そしてゲンガーは炎エネルギーに興味があるようですがそのエネルギーを纏ってどこかへ飛んで行ってしまいました。

〇シンジとの再会

ゲンガーが飛んで行った先にはシンジが!
ゲンガーは無事でしたが体温が平時より熱くなっているようです。 戸惑うサトシにシンジは「使えないな。仲間のコンディションぐらい確認しておけ」と昔のような辛辣な声かけ。それに対してサトシも「わかってるよ!」と意外にバチバチなやりとり。

オーキドによると先日「ぶらっと」きたシンジ。
ゲンガーが炎タイプグループと特訓しにいくのについていこうするサトシに…、

ポケモンたちに任せておけ、ここはそういう場所だ
ゴウカザルお前もいってやれ

完全に勝手知ったるという感じのシンジ。サトシさん全然ここにいないですからね(笑)

ゴウがゴウカザルがシンジの指示に従うのに驚き、元々ゴウカザルがシンジのポケモンであることを説明するサトシ。
そして新無印恒例の回想タイム シリーズ最長のDPをダイジェストで振り返ります。フレドラのエフェクトが青いのが重要ポイントです。

さて、そんなゴウカザルと因縁のライバルであるエレキブルはすっかり丸くなってサルノリとピカチュウと遊んでくれるようです。
…サルノリは全然わかるのですがピカチュウさんあなたこの人がエレキッドの頃から知ってる先輩では?? 世界のアイドルはいつになってもアイドルなんだと感心したシーンです。

〇先輩の稽古

さて場面は転換し新無印メンバーが研究所メンバーにそれぞれ稽古をつけてもらっています。タイプごとというわけでもなく適性ごとのグループ分けが行われているようです。
ゲンガー:炎
ネギガナイト:業物
ルカリオ:格闘
カイリュー:飛行
ウオノラゴン:水生

〇シンジとのバトルへ

サトシ:シンジはWCSにエントリーしてないのか?
シンジ:お祭り騒ぎは好きじゃない
サトシ:だったら今やろうぜ
シンジ:交代なしの3VS3 
ただし、お前はマスターズトーナメントで使うポケモンだけだ ここで新無印メンバーのみでWCSに挑むことが確定! 交代なし3VS3は懐かしい形式ですね。

〇ゲンガー鬼火習得

ゲンガーは炎グループの先輩との特訓を経て鬼火を習得したようです。オーキドによれば特にゴウカザルが頑張ってくれたとのこと。 ゴウカザルは研究所メンバーの中核的存在になっているようですね。

〇シンジによる模擬戦

・ルカリオVSギャラドス

さて、シームレスにシンジとのバトルへ移行。
初戦はルカリオVSギャラドス!
ルカリオは追いつめられますが鋼エネルギーが高まりバレットパンチを習得。はかいこうせんを迎え撃ち勝利しました。

・カイリューVSガブリアス

続くはドラゴン対決!
ガブリアスの高いパワーに押し込まれそうになりながらも「りゅうせいぐん」をまとって突撃する「めちゃくちゃ」戦法を披露。
…しかし、蓄積ダメージが大きすぎて敗北してしまいました。サトシ曰く「カイリュー星群」という技らしいです。(シンジ曰くダサイ)

・ゲンガーVSメタグロス

トリは今回の特訓で特にフィーチャーされていたゲンガーVSメタグロス!
サトシはゲンガーにゴウカザルたちが見ていると発破をかけます。 シンジもシンジらしく 「それでもマスターズ8か!俺に苦戦しているようじゃ優勝なんてとても無理だな」と厳しいながらも発破をかけます。

ゲンガーは特訓の成果である「鬼火」をメタグロスに命中させます。「やけど」状態になり物理攻撃力が半減したメタグロスの「コメットパンチ」を受け止め「シャドーボール」を撃ち込みゲンガーの勝利! 自分の知る限りやけどの追加効果をちゃんと描いたのは今回が初です。(根性の発動条件とかはあった)

〇シンジのねらい

バトルを終えた後、ゴウはシンジの選出意図を問い質します。
ゴウ:今の三体って全部マスターズ8のエースだよね?これって偶然かな

ギャラドスはワタル、ガブリアスはシロナ、メタグロスはダイゴのエースです。シンジはそれには答えずゴウカザルに挨拶してその場を立ち去ります。

・シンジがジムリーダーに!?

そしてオーキド博士がシンジが研究所にきた本当の理由を語ります。
なんとシンジにジムリーダーの要請! そのためポケモンを深く知るために訪れていたのです。シンジはどこのジムリーダーを務めるのでしょうか? オールラウンダーなのでもしかしてトキワジム?(キクコは代理なので空席がある)

前に進むシンジの話を聴いて俄然闘志を燃やしマスターズトーナメントに向かおうと意気込むサトシですが、久しぶりに登場したハナコに呼び止められます。バトルで疲れているだろうから今日は実家で休んでいきなさいとのこと。

というわけでマスターズトーナメントに向かうのは後日!
研究所の先輩たちの想いも載せてサトシたちの戦いの幕が上がる… というところでTo Be Continued

〇総括

シンジ回!とみせかけてどちらかというとリーグ前のオーキド研究所回という趣でしたね。こないだのアローラ凱旋回のカントーバージョンというか、ピカチュウの壮行会は済ませたから新無印メンバーに発破をかけるための回でした。

重要なのはシンジとの問答の中で新無印メンバーのみでマスターズトーナメントに挑むことが確定したことです。このシリーズは今のメンバーの為の戦いだということが明示されたのは良かった。
先輩たちは文字通りパワーを送る存在でそれを受け取って形にするのは現役メンバーの仕事です。

今回の特訓で強化されたメンバーがマスターズトーナメントの鍵を握りそうです。正直ゲンガーがここにきてスポットライトを浴びることになるとは思っていませんでした。
仲間からの信託を受けて戦うという意味ではルカリオと同等の位置にいますからね。これからの活躍に期待です!

シンジは口調こそ厳しかったですがポケモンに対する愛情、トレーナーに対する愛情が確かに芽生えているのが感じ取れました。本質的にはレイジのようなおせっかいで世話焼きな性格なのかもしれません。
ジムリーダーになり人を育てる立場になる…タケシの反応をぜひとも見たいものです。

総合的にみて満足度が高い回でした。シンジ回ではなくオーキド研究所回に舵をきったのがいい方向に働きましたね。
マスターズトーナメントは
ピカチュウ
ルカリオ
ゲンガー
カイリュー
ネギガナイト
ウオノラゴンの布陣
心残りがないように応援しましょう!
ご清聴ありがとうございました!
(了)


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