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めざポケ第5話「もえよ!ゼニガメしょうぼうだん!!」感想

※画像は全てポケモン公式YouTubeチャンネル からの引用となります。
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〇はじめに

初代御三家大集合回 久々の再会にゼニガメはどんな顔を見せてくれるのでしょうか?

Point1:消防団のショー

今回の舞台は「とある港街」。ハリテヤマやバクーダなどが仕事をしている為、おそらくはホウエン地方のどこか(OPもホウエン仕様)。そしてここではゼニガメ消防団のショーが行われるようです。

サトシの初めての旅の仲間だったゼニガメは今では手持ちを離れ消防団のリーダーを務めています。ゼニガメ消防団は消火業務だけではなく一日警察署長などのタレント業もこなす人気者になっていました。サトシは今回の手持ちにフシギダネ・リザードンを連れてきており久々の再会に大いに喜びます。

Point2:影の興行師

ただ、このショーには裏があるようで…。ゼニガメ消防団の人気に目をつけたロケット団が強引にマネージャーとなって興行を回していました。昔ながらのパターンですが、今思えばこれって893の裏稼業を暗喩しているのかもなーんて考えてしまう人はもうキレイな心ではないですね笑

ただ、ロケット団は稼業には真面目故このショー自体は安全に執り行われているようです。きっちり消防ショーの筋書を書いたうえでグッズや握手会・写真撮影会で稼ごうとしています。ゼニガメ団たちもその仕事に不満はないようです。

Point3:自分はもう仲間じゃない?

しかし、興行のタレントとして忙しい身のゼニガメにサトシ達は会わせてもらえません。挨拶をせずに帰っていくサトシ達をみてゼニガメは酷く落ち込み、機嫌を損ねてしまいます。

ニャース曰く「自分はもう仲間じゃないのか」と。

サトシ達はゼニガメのいるホテルにやってきて結果再会を果たしますが…。ゼニガメはへそを曲げたままであり、初代御三家組が折角揃ったのにケンカになってしまいます。この場面…強いて言えばロケット団が悪いのですが本質はそこではありません(総括にて触れます)。

Point4:昔は昔、今は今

ケンカで機嫌を悪くしたフシギダネとリザードンをなだめるサトシ ゼニガメ、フシギダネ、リザードン(とピカチュウ)は特別な関係にあったはず…でも昔は昔。そしてゼニガメも今は今、仕事が入れば落ち込む暇はありません。

火事の勢いに負けそうになるゼニガメにサトシはリーダーが弱気になってどうすると発破をかけます。ゼニガメは消防団の誇りを思い出し、消火活動に力を入れます。フシギダネとリザードンもその心意気に打たれ、最後は力を合わせて救助活動を完遂しました。

Point5:約束と名声

火事を収めたところでゼニガメ消防団を管理するジュンサーさんが到着。どうやら本来の業務に戻り、次の街に向かうようです。サトシはゼニガメに「またバトルしようぜ」と再会の約束を取り付けます。

そして名声はゼニガメだけではなく、世界王者のサトシにも与えられていました。

昔は昔、今は今

変わらないものもあれば変わるものもある中でサトシたちの冒険は続くったら続く。

To Be Continued…

〇総括

今回はちょっぴり大人の哀愁を感じさせるエピソード。初代組の中で唯一「離脱」という形をとったゼニガメの複雑な胸中が端的に表現されていて、その複雑さはアニポケで流れた時間に起因していました。

自分がいない時間は埋められない…。実際、旧友との再会にはどこか居心地の悪さを含みます。会えて嬉しい気持ちはありながら、どこかで引け目を感じたり昔の調子で掛け合いできなかったり…。それでも自分の抱える仕事・役目はこなさなくてはいけない…そういう哀愁はどこにでもあるものです。

最後には笑って泣いて再会の約束をしたサトシとゼニガメ。なんだかんだで旧い友は尊いもの。大人の付き合いを学んで次へと進む彼らの背中を追っていきましょう。それでは次回の放送で!

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