2024/02/21 旅

旅したい、旅行したい。夜行バスで1人で行く旅が大好き。
乗ってシートベルト締めて、座り直す暇なく出発するバス、くぐもった声アナウンス、全てわくわくする。他にはない楽しみ、確信がもてる。
サービスエリアで停車しながら走る、バス。
気づいたら深く眠っていて、早朝ひんやりとした空気に、吸い込み、知らない土地に着くのだ
気持ちいい、それで、たいてい腹が減っている。運がよければ駅ナカの立ち食いそば屋とかがあったりするので、温かいうどんをすすったりする。

なぜか旅する土地を選ぶ際、私は必ず海沿いを選んでいる。日本列島の端から海を眺めたくなる。静岡の占い師にそれを聞かせたら、あなたは水に癒しを求めている、と、よくわからない、信用していいのか不明な情報をくれた。
初めて、海を見に行こうという動機で訪れた土地は新潟市だった。オリンピア日本海?(素晴らしい水族館)のある沿いの道路を、レンタサイクルの自転車で駆け抜けた爽快感はわすれられない
。当時、ブラック企業の花屋でバイトしていて、ものすごいストレスの末にバイト恐怖になって、やっと辞めることができて、その気持ちで漕ぐ自転車のペダルは軽くで飛んでるみたいだったな。

次は青森の、深浦という所に行った。付近に観光ホテルは2個くらいしか無かった気がする。ホテルの隣には、でっかいそれは大きな黒い岩が立ってて、それに登ったのが1番の思い出。ザブンといってる波、(浅い)の間に少しずつ岩があって、その間の道を進んでゆく。あとはほとんど、整備されているといえないような岩の道を登る。
(手すりがなかったら、死ぬ。死ぬ)
ひたすらでかい岩の輪郭をまわりながら、登っていくような形で進む。
いよいよ頂上に着くという時眼前に、頂上へ向かう洞窟があらわれた。その小さな洞窟には階段がつくられており、手すりもあった。
感動した光景忘れられない、洞窟をみあげた先に
ぽっかりと、青空の孔があいていた。
(その絵をたくさん描いた。)
頂上はものすごい風で、全然くつろげる場所では無かった。
デイリーヤマザキで買った、98円の鮭おにぎりを食べた。お米の味がして、おいしかった。
折角登ったんだからもう少し居て、スケッチとか、しようと思ったが環境がつらすぎて、すぐ降りた

毎回一人旅で、自分の死体を回収している気がする、。(丁度いま、考えついた

そろそろしにそうだな、というタイミングで私は旅の計画を立て始める。なにかを捨てて置き去りにして行きたくて、夜行バスの力を借り全く知らない土地へ行く。

(自分の初めて見る、また、土地が私を初めて認識する。初対面のみずみずしさ、喜び。
歓迎されても、拒絶されても構わない。そういう思い切りがある。(お互いに。)

泥袋の中の乾いた砂を、ばらまいてバスに乗り別の場所に飛ぶ。洗濯して乾かし丁寧に広げて、新しい綿を詰めて帰ってくる。これを繰り返しているのだな。
洗濯し、その水の、濁りを知る。ということが気持ちいい。早く行きたい、
今度は宮城、松島に行こうと思っている。たのしみだ。

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