・潰瘍性大腸炎になってしまったけど、将来がんになってしまうのか心配
・潰瘍性大腸炎はがんになりやすいって聞いたけど本当?
こんな方はおられませんか?
潰瘍性大腸炎は大腸に炎症が起きる難病。
もしその炎症をそのままにすると将来大腸がんになる確率が高まるかもしれません。
今回は、潰瘍性大腸炎歴3年の僕が、「潰瘍性大腸炎」と「大腸がん」の関係について調べてまとめました。
この記事を読めば、潰瘍性大腸炎で将来がんになるのが不安な人が少しでも2つの病気の関係性が分かり、これからどうすればいいのかが分かるようになります。
★やっぱり大腸がんにはなりやすい。
①大腸がんになる確率は、年々上がっていく。
まず潰瘍性大腸炎患者が大腸がんなってしまう確率を調べました。
どうやら潰瘍性大腸炎が発症してから年数がたつにつれて、大腸がんになる確率が上がるようですね。
怖すぎる(泣)。
②一般の人の50~100倍大腸がんになりやすい。
そして一般の人と比べた場合は、50~100倍にかなり確率が上がってしまいます。50~100倍といわれるとかなり多く感じますね。
③特にどんな患者が大腸がんになりやすいか?
ただ潰瘍性大腸炎だからがんになりやすいというわけではなく、
原因になるものが決まっているようです。
これを見ると、「高齢であること」や「罹病期間が長いこと」、「家族歴」は自分でコントロールすることができません。
なのでなるべく炎症を早期にかつ効果的に抑えることが大切ですね。
★IBDのがんの特徴は「多発しやすい」「見つかりにくい」「進行しやすい」
IBDの大腸がんには、普通の人とは違う3つの特徴があります。
それは「多発しやすい」「見つかりにくい」「進行しやすい」です。
1つずつ見ていきましょう!
①「多発しやすい」
これは潰瘍性大腸炎の場合、炎症が広くなっているからでしょうか。
1つだけでも怖いのに、複数のがんができるのは怖すぎます(泣)。
②「見つかりにくい」
潰瘍性大腸炎の患者の大腸は、炎症が起きている場合、潰瘍性大腸炎の炎症なのかそれともがんなのかが分かりにくいということですね。
これでは早期発見が遅れてしまいそうですね。
③「進行しやすい」
普通の人の大腸がんは、表面にポコッと出てくる感じでイメージ大きくなるイメージですが、潰瘍性大腸炎の人のがんは、粘膜の内側に向かって進行していくようです。
★大腸がんの発生を防ぐためには?
①「粘膜治癒」を目指す。
潰瘍性大腸炎の人が大腸がんにかかりにくくするためには、
症状を抑えただけではなく、「粘膜治癒」という粘膜の炎症もおさまった状態を目指すことが大切なようです。
なのでゴールは大腸内視鏡検査をしてもらって、「炎症もおさまっているね」と言われることですね。
②治療を継続する。
やはり「粘膜治癒」を達成しても、手を緩めることなく、服薬などの治療を継続したほうがいいです。
★早期発見のために、定期的な内視鏡検査をするべき。
潰瘍性大腸炎になってしまった時点で、大腸がんになりやすいことは間違いがないので、あとはどれだけ「粘膜治癒」を保つことができるかと、定期的に大腸内視鏡検査を受けることが大切です。