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【実体験】「もしかして潰瘍性大腸炎かも」と疑うべき症状5選

・最近なんだかお腹が痛い。
・便にヌルっとした粘液が付いていてびっくりした。
・トイレに行っても便が出にくい。
こんな方はおられませんか?
そのままその症状を放っておくと、症状が悪化してしまったり、重大な病気の発見が遅れてしまうことがあります。

私は、潰瘍性大腸炎という指定難病になって3年で経ち、治ることのない難病”潰瘍性大腸炎”の症状を8か月抑えることができている”たかし”です。

この記事では、潰瘍性大腸炎の代表的な症状と”たかし”が経験した初期症状を紹介します。

この記事を読むと、今の症状が潰瘍性大腸炎の症状に当てはまっているのかを確かめることができます。

潰瘍性大腸炎の症状と自分の症状を比較して、なるべく早めに病院を受診できるようにしましょう。


★潰瘍性大腸炎の症状

まずは潰瘍性大腸炎の代表的な症状から見ていきましょう。

潰瘍性大腸炎の代表的な症状
・下痢、血便
・発熱
・腹痛
・体重減少
など

これを見ただけでは、どんな症状か分かりにくいと思うので、
僕が体験した潰瘍性大腸炎の症状を具体的に解説していきます。

★僕が経験した潰瘍性大腸炎の初期症状

ここからは僕が実際に体験した潰瘍性大腸炎の初期症状を解説していきます。
僕の場合、これから紹介する①~⑤まで段階的に悪化していきました。
自分の症状と比較してもらえればと思います。

①便が出にくい&細い便が出る

僕が潰瘍性大腸炎と診断される前に感じた症状は、
「便が出にくい&細い便が出る」というものでした。
トイレにいって、きばっても便が出なくなってしまうこともありました。
でも便意はいつもと変わらずありました。
ただ普通に食事をしているのに、便が出なくなってきてどうなるんだろうと不安に感じました。

僕は昔はとても太いバナナのような便がでていました。
でも潰瘍性大腸炎の初期には、便が出そうでトイレにいってきばっても細い便しか出なくなっていました。
ちょろちょろと直径1cmほどの細い便でした。
いつも通り便を出そうとしているのに出てくれなくてイライラしたり、
これは今まで感じたことがない症状で「おかしいな」と
思うようになりました。

②便に白い膿みたいなものが付く。

次に起きた症状が、「便に白い膿みたいなものが付く」というものでした。
「便が出ずらい」状態が続き、ある日いつものようにきばって便を出そうとしました。
出てきた便を見てみると、いつもの細い便になにかぷつぷつと白いウジ虫みたいものが付いていました。
今まで見たこともないものが付いていたのでびっくりしました。
今考えると粘液だったのではないかと思っています。
これをみて病院で内視鏡検査をしてもらおうと決意したのを覚えています。

③我慢できるぐらいの腹痛がする

「便に白い粘液が付く」の次の症状は、
「我慢できるぐらいの腹痛がする」でした。
最初は腹痛の症状はあまりありませんでした。
でも細い便や白い粘液が付いた便が出るころになると、何かお腹がモゾモゾするような違和感を感じていました。
とても痛くて我慢できないわけでもないし、でも波があって痛くなって1時間たってまた痛みがなくなっていくという流れでした。
ただその痛みの波を長くなってきて1日中お腹が痛いという日も徐々に増えてきました。
この痛みを例えるなら、「5歳児に自分の腸を裏返される」ような痛みでした。

④血便が出る。

最初は、便器に血がどばっと出るような出血ではなく、トイレットペーパーに少し血が付く程度でした。
痔だと思って、最初は放置していました。
最初は鼻水みたいな粘液がトイレットペーパーに付いていたのが、
悪化してくるとさらにドロッとしたピンクの粘液に変わっていきました。
これは粘液に血が混じっているということです。
さらに症状がひどくなってくると、便を出そうとすると肛門から
ポタポタと血が垂れてきました。
ここまでくると経験上かなり大腸に炎症が起きています。
そして血便が出るとやはりメンタルがへこみます。

⑤熱と倦怠感が出る。

5つ目の僕が経験した潰瘍性大腸炎の初期症状は、「熱と倦怠感」が出る。
これもどうしても我慢できないほどではなく、
仕事には行くことができるぐらいのだるさや微熱が続いていました。
ただ一週間の仕事で疲れている土日には、
体がだるくなってきて38度くらいの熱が急に出て、次の日には平熱に戻るということもありました。
ただ1日中ずっと体がダル重い感じでした。

★「もしかして潰瘍性大腸炎かも」と思ったらすぐ病院へ行こう

いかがでしたか?
自分に当てはまる症状はありましたか?
潰瘍性大腸炎は、炎症がひどくなればなるほど、炎症のおさまり方が遅くなったり、改善が難しくなったりするという話があります。

炎症の範囲が少ない直腸炎型、やや進行した左側大腸炎型、大腸が広範囲に炎症を起こしている全大腸炎型に分けられ、炎症の範囲が広くなると改善も困難になっていきます。そのため、早期発見と治療を続けることがとても重要な疾患です。

永岡医院ホームページより引用

なのでネットで症状などを調べて、「もしかして潰瘍性大腸炎かも」と疑いを持ったらすぐに病院に行き、検査をすることをおすすめします。
こんな話をすると、「大腸内視鏡検査ってつらいし、怖いんでしょう?」と思われる方もいるかもしれません。
ただちゃんと病院を選べば、大腸内視鏡検査はそんなにつらいものではありません。確かに検査当日に下剤を飲まないといけないのは確かですが、
最近の下剤は、ポカリスエットとほぼ変わらない味で飲みやすいものも出ています。
内視鏡検査は鎮静剤を打ってくれるところなら、寝てる間に一瞬で終わります。「え?もう終わったの?」という感じです。
僕は歯医者では痛いのが嫌すぎて、麻酔を何本も打ってもらうぐらいの痛がりです。
でも大腸内視鏡検査の方が痛くないし、楽だと思っています。
なので怖がらずに病院を受診してみてほしいと思います。
そして潰瘍性大腸炎の症状の血便は、潰瘍性大腸炎だけの症状ではなく、大腸がんや他の腸の病気の症状にも当てはまっています。
血便が出たり慢性的な腹痛が続くみたいな状況は、普通ではないので、
なるべく早めの受診をおすすめします。


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