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2024年3月8日(金)《GB》

《懐かしのダービー馬。この頃皐月賞経由ではなく毎日杯→NHKマイル→ダービーが流行っていた気が》
【AXIS:大塚 仁・本田 仁・富田 剛・富田 さやか】
「タニノギムレットまだ生きてたんすね」
「懐かしいよねー」
 スマホの画面に映った老馬の写真をみて大塚 仁が少し驚いた表情で言葉を発し、それに富田 剛は返事を返した。ここはゲーム&喫茶『AXIS』喫茶部。本日大塚と本田 仁は午前中は探索を行い、第7迷宮地下927階を無事にクリアしている。その後、大塚と本田は他のメンバーとは別れて2人で『AXIS』に来たのである。とりあえず注文を聞きにきた富田 さやかにランチセットを注文し、少しのんびりしながら待っていると、ゲーセン部から富田がやってきたのだ。そして富田は持ってきた自分のスマホの画面を2人に見せる。するとそこには2002年のダービー馬タニノギムレットの現在の写真が写っていたのである。この写真は昨日富田があちこちブラウジングをしている際に見つけたもので、北海道日高地方にある『yogiboヴェルサイユリゾートファーム』を訪れた方の記事内に掲載されている写真だ。優しい表情はあのダービーを勝った頃の精悍さは微塵も残っていないが、年とともに穏やかに過ごせているのが表情から伺え、非常にほっこりする。
「そういえばタニノギムレットって後継種牡馬いたっけ?」
「えっと居ますかね?産駒ウォッカぐらいしか出てこない」
 思い出したように発言した富田の言葉に大塚が返事を返す。初年度産駒であるウォッカはダービーを制覇するが、牝馬なので後継種牡馬にはなれない。また、他にGIを勝った馬はおらず、何頭か種牡馬にはなったものの、活躍馬を算出するには至らなかった。
「調べたけどいないみたいだね。血はつながらないか」
「悲しいけどこれ競馬なのよね」
 後継種牡馬がいないことがわかり、残念な表情で富田が言葉を漏らし、それに本田はスレッガー中尉のモノマネをしながら、返事を返したのである。

※ちなみにその見つけた記事というのはこちら

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