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2024年4月23日(火)《GB》

《ゆるキャン△相変わらず面白い。他が異世界転生物率高いので、見ると癒されてほっこりします》
【熊大第4迷宮:ゆるーくキャンプしたい部隊】
「そういえばゆるキャン3期始まったね」
「相変わらずほんわかして面白いな」
 戦闘後の休憩中に新村 貴美恵が発した言葉に田中 雄二が返事を返した。ここは熊大第4迷宮。本日もゆるーくキャンプしたい部隊は地下3階を訪れて通常亜獣を狩りまくっている。先程本日3回目の戦闘を行い、現在は林 瑛二の物質回収と、土田 賢雄の回復の終了を待っているところである。この間の時間、他のメンバーは特にすることもないので、まったりと待っているのであるが、新村の頭の中に春アニメについての話題が急に浮かんだので、先程の会話となったのである。ちなみにこの部隊のゆるーくキャンプしたいという名称は、現在放送中のアニメゆるキャン△から取った者である。部隊名を付けた時は1期が終わってからしばらくしたタイミングであり、その後2期を挟んで、今回3期が放送されているのである。
「ところで季節も良くなったし、そろそろキャンプに行きたいわね」
「お、行きますか」
 土田のダメージを回復しながら栗林 志穂が言葉を発し、それを聞いて少し退屈そうな表情をしていた坂上 美里が返事を返す。この部隊名を発案したのは栗林であり、もちろんゆるキャン△のファンであるが、キャンプ自体にも興味を持っていた。他のメンバーは特にキャンプには興味がなかったが、ゆるキャン△を見たことと、栗林からキャンプの話をいろいろ聞いたことから興味を持ち始め、今では年に数回一緒にキャンプに行くようになっている。
「前回のキャンプリーダーは賢雄だったっけ?じゃあ今回は瑛二やな」
「何が?」
 早速キャンプの実行を考え始めた田中の言葉の最後の部分を、ちょうど物質回収から戻ってきた林が耳にし、質問の声を上げる。
「いや、そろそろキャンプも良いかなって話をしていて、するならキャンプリーダーは瑛二って話」
「あー、キャンプね。了解」
 もともと次にみんなでキャンプにいく場合は自分がキャンプリーダーになることは認識していたので、田中の言葉に軽く反応した林であった。

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