物語

~16通目~1/16 19時
 「クラウドにタケルさんのメアドちゃんとバックアップしていなかった俺が悪いんですけど そんなにバックアップってしょっ・・・・」

~17通目~1/17 AM1時
 「人助けなんて言ってすみません。でもタケルさんから連絡くれなかったら俺はこのままずっとあの時、ビルからスマホを落とし・・・」

これで終わりました。
やっと諦めてくれた・・・・。と言った矢先

新たにメールが参入してきました。
1/23AM6:56です。

しかも「羽生ゆずる」という名が表記されていました。
前は、アドレス表記だったのですが。
もちろん、タップはしません。
表記されている3行分を読んで推測し、その動向を記録しているだけです。

「中居さん、ご無沙汰してます。羽生です。ソチオリンピックの頃からお世話になっているので、今後について相談したいこと・・・・・・」

と、きました。え~タケルさんから中居さんになってるぅ~~。
どういうことだ?!と思っている矢先

1/23 14:30
「羽生です。返事ないのですがもしかして中居さんのアドレスじゃんかあったですか?合っていると思ったのですが・・まぁ、でも忙・・・・」

1/24 AM2:47
「羽生です。これだけ返事がないって事は、俺が今メールしているのは
中居さんじゃなかったってことですか?もしそうだったら・・・・・」

と、今のところの状況。勿論返信は致しません。
諦めてくれるであろうというか、AM2時まで起きてるんだ~と、
労うところ。きっと送信者は20代~30代くらいなんでしょうか。
夫に言うと、きっとお金のはなしにもっていくんだろうな。
わかってるわ!と、この手が増えるおかげで私自身も本当に用事のある方に
怪しまれぬよう、文面を工夫して気がついてくれてとのやり取りに
苦慮しているのですのよね。

1/25 AM2:36
「羽生です。5通もめーるしちゃってごめんなさい。こんなにメールしても返事がないから、あなたが中居さんじゃないっ・・・・」

と、きましてこれで終わりになると・・。


 

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