【轟音感想】Vituperete-Dies Mail

アメリカはヴァージニア州出身のブルータルデスメタルバンド「Vituperete」
2015年結成で2020年に発表された1stアルバム「Dies Mail」の感想です。

バンド名のVitupereteは「悪い情報を流す」「激しく非難する」という意味


1.Introcision01:34
2.Instipuous Malpractification Amonst Abnomolical Dextrosity02:17 3.Chlorarachniphytic Filamentive Polysaccharidic Macromolecules01:30 4.Subdermadoglyphic Floccinaucinihilpilification01:39
5.Facilitation of Perineum Caedo02:19
6.Declithtronicism Hypermalfistic Parasitic Catastrophe02:01
7.Acremonium Infested Organic Debris01:49
8.Atypical Concupiscent Variation Stimulating Arterial Terminus of Extracellular Fluid01:30
9.Zetetic Cyanobacterium Related to Comlicated Litmus Lichenological Louse02:17
10.Pseudopeudohypoparathyroidic Parastratiosphecoymiastratiosphecomyiodides01:45
11.Commensal Helminth of Protozoa Parasitology01:56
12.Zygotic Memgranous Toxoplasmosic Memodilution02:08
13.Taedium Vitae02:00
14.Racid Beolutlutionary Caucusti Extravilipzines02:18
Toral 27:03

1曲平均2分弱で、小難しい単語が並んでますが曲はというとですね、
L i t u r g y で す や ん !(BrodequinのGt,Baを担当するBailley兄弟と元BrodequinのDr Jon EngmanとガテラルスーパースターMatti Wayからなるスーパーバンド、別名Matti Wayが参加した世界線のBrodequin)
BrodequinというとDisgorge(US)、Devourmentと並んで個人的には現代のニュースクールブルータルデスメタルの代表格なのだけど、広義的に見るとDisgorgeスタイルの傑出したバンドなのかな。
Devourmentはスラミングブルータルデスメタルの始祖かレジェンドとして君臨してる印象。

で、このVituperete。突進さとか、チェーンソーリフの感じはBrodequinやLiturgy。こういう感じの音を鳴らすブルデスはあんまり聴かないか、廃れてきてしまっているのか、僕のアンテナの張り方がズレてきているのか、とにかくあまり耳に入ってこなくて馴染み深くも新鮮に聞こえた。
1曲目の「Introcision」はピロピロ〜と高速シュレッドから始まって、予備知識無しだと瞬間的に「あー、Ring of Saturnとか変態テクニック系かなー」と思うものの、こもった音質のブラストビート、ツーバス連打、それからズンズンと響くスラムパートとやや乾いた声質のガテラル。このガテラル好き。
2曲目はガテラルの声質がちょっと変わって、拍を取ったり抑揚があったりと1本調子ではなくなってます。
3曲目以降も以下同文な感じで、ザクザクとギターは刻んで、ベースはこもった音質の底で蠢いていて、ドラムはブラストブラストブラスト…
曲のバリエーションが分かるほど僕の耳の解像度は高くなくて、黒々としたノイズに塗れる体験をする、というこのDisgorge系ブルータルデスメタルに求める時間は得られたので満足です。

評価3.7点/5点満点

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