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スマートフォンを活用して解決したい課題をグループメンバーにヒアリングしてみると見えてきた!

自分は某大手小売業で発注などつかさどる「商品システム」の運用やシステム修正、使用する商品部へ操作トレーニングなどを担当するグループを担当しています。

商品システムとは、商品情報の管理や販売支援のシステムで、売価や在庫などを管理します。

商品マスタとは、商品の名前、メーカーや売価など商品情報の基本データです。
棚割りシステムとは、売場の商品陳列を最適化し在庫管理を支援するシステムです。


業務の流れは
[課題]⇒[原因]⇒[対策]⇒[効果] で進めていくようにルール化しています。
今回はその[課題] と[考えられる対策] について身近な課題を直接メンバーと店舗担当者にヒアリングしてみました。


1,商品情報の基本データをスマートフォン画像認識で直接確認


商品マスタシステムのメンテナンスや商品部へシステム操作トレーニングを担当しているメンバーにヒアリングしてみました。
【現状課題】
店舗担当者やお客様は商品情報の基本データを簡単に入手しにくいです。
店舗担当者は仕入れ担当の商品部や自部署にデータ抽出を依頼しないといけません。⇒店舗担当者の声より。

【考えられる対策】
これらの情報をスマートフォンで商品ごとに画像検索で確認できれば、利便性を高めることにつながります。ここは認識が一致しました。
特に店舗担当者はもちろんですが、商品部員は店舗巡回時にスマートフォンで直接、商品情報の基本データを確認できれば、非常に便利です。
⇒自グループメンバーより。

店舗ですぐに確認したい商品情報の基本データについては、下記のようなものが上がりました。

>店舗ですぐ確認したい商品情報とは

  • 消費期限: 食品や化粧品など商品の画像とともに、賞味期限や使用期限が表示されると店舗担当者は商品の新鮮さや安全性をルールに基ずき対応できます。

  • 原産国: 商品の画像とともに原産国情報を表示することでお客様も自分の好みや信念に合った商品を選びやすくなります。

  • 濫用医薬品区分: 商品の画像とともに、医薬品の分類や使用法、濫用に関する警告が表示されると適切な利用が促進されます。

  • 保証書の有無: 商品の画像とともに、保証書ありなしが表示されれば店舗担当者はレジでの対応がスムースになります。

2,棚割り(陳列の並び)の画像認識をスマートフォンを利用して棚割り毎の効率数値を確認


店舗の棚割り(陳列の並び)管理システムを担当している自グループのメンバーにヒアリングしてみました。
【現状課題】
店舗、商品部とも店舗別・棚割り(陳列パターン)別データをタイムリーに有効活用できていない部分があります。
⇒棚割り管理システムは経験の長い男女3名が担当しています。

【考えられる対策】
現状でも自部署の棚割りシステムのメンテナンス管理担当者は週単位や月単位で店舗別・棚割り別実績や棚割り内単品実績を抽出し商品部へ提供していますがタイムリーに売場改善に役立てているとは言えません。

店舗担当者が自店の棚割りをスマートフォンで画像認識させ、棚割り毎の売額・売数・荒利額・在庫金額などをその場で把握できれば下記のようなメリットがでると予測できます。

>店舗で棚割り毎の数値がその場で把握できるメリットは

  • 効率向上とタイムリーな情報提供: 従来の方法では、店舗担当者や商品部員が棚割り情報を手動で収集する必要がありました。画像認識技術を使用することで、自動化され、現場でのデータ収集が大幅に迅速化されれば嬉しい。⇒店舗担当者の声より。

  • リアルタイムな分析: リアルタイムで売り上げや在庫などの情報を把握できるため、迅速な意思決定が可能となります。売れ筋商品の補充や在庫調整を素早く行うことで、売り上げ最大化に繋げたい。⇒店舗担当者の声より。

  • データに基づく戦略の改善: 好調棚割りの効果を評価することで、さらに改善行動へつなげ、最適な棚割り戦略を構築したい。⇒商品部が店舗巡回時その場で確認できる。

  • 労力と時間の節約: 自動化されたデータ収集は人的な作業量を節約し、店舗担当者や商品部員はより戦略的な作業に集中できるようになる。⇒商品部より。

3,13人メンバー全員のスケジュールをスマートフォンでいつでも確認


定期ミーティングの中で、メンバー全員に共通してあれば便利と思うツールを考えてもらいました。
【現状課題】
だれでも自分のスケジュールは手帳やスマートフォンですぐ確認できますが、他のメンバーのスケジュールはパソコンや一覧表を持っていないとすぐに確認しにくいものです。
実際、自席以外のリモート会議で次回の会議日程を決める必要のある時など、内容により出席必要なメンバーのスケジュールをその場で確認したい。

【考えられる対策】
メンバー全員のスケジュールをいつでもメンバー全員がスマートフォンで共有できるようにする。 スマートウオッチにも連動するので音声入力でも確認できるようになります。
下記のようなメリットがメンバーに確認できました。

>メンバー全員がスマホでそれぞれのスケジュールを把握できるメリットは

  • メンバー全員がリアルタイムで予定を確認できるため、誰がいつ、どのような予定を持っているのかを一目で把握することができ、会議やイベントのスケジューリングが円滑に行えます。

  • 〆日のリマインダーとの連動により、タスクの締め切りを守る確率が高まります。予定が共有されているため、締め日を忘れることなく、適切なタイミングで作業を進めることができます。

  • グループ全体で予定が共有されることで、協力や調整が容易になります。例えば、他のメンバーの予定を考慮して自分の予定を調整する場合、リアルタイムの情報共有が役立ちます。これにより、柔軟なスケジュール調整が可能となり、メンバー間の連携が強化されます。

今回は、日常業務の中で「デジタル的に解決できればいいなあ!」と思う課題と解決法をメンバーと探ってみました。
具体的な解決手段について優先順位をつけて実行していきたいと思います。

ありがとうございました。


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