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ドッグトレーナーになるまで⑦

2年間の養成学校での生活は、アッ!という間に過ぎ、卒業後の事を考える季節になりまして。

卒業間際に、学校に説明に来たペット関係の本を出されている方が、とある動物病院についてお話されていて。
それに興味を持って見学に行きました。
何故に動物病院かというと、その病院の院長先生が患者さんを対象に【褒めてしつける方法】でしつけ方教室を開催している病院だったから。

今でこそ増えたしつけ方教室ですが、30年数年前では相当珍しく、
ましてや【褒めてしつける方法】を謳っている場所はほぼ無かった時代です。

度肝を抜かれたしつけ方教室


教室は狭い待合室に数組のワンちゃんとその飼い主さんがいて。
訓練士でもない一般の飼い主さん達が、自分で自分の犬にご褒美を使ってオスワリなどを教えている姿。
教えている事はとっても単純で簡単な物ばかりだったけど。飼い主さんもワンちゃんも、みんな楽しそう!
私が養成学校で学んだ、ショックを使う乱暴な方法などは一切使わないでも上手に教えているのに感動したのでした。

今後自分が仕事をしていく上で必要なのは【褒めてしつける方法】ではないか?こういう事をやりたい!!と感じて。すぐに就職希望を出してめでたく採用して頂いたのでした。

動物病院での日々

私の仕事は、普段は看護師さんのようなことをして。
皮膚病の猫ちゃんのシャンプーなどお任せして貰ったり。
犬だけでなく、ウサギや時にはイグアナなどの診察もあったりして。
診察の合間などの空時間には、お預かりのワンちゃんやネコちゃんとの触れ合う時間も楽しかったです。

そんな中、たまに開催されるしつけ方教室のサポートをさせてもらって。
途中、介護施設で飼われるかもしれない保護犬の基本的な訓練を教える役目も仰せつかったりして。
いろんな経験をさせてもらいました。
7ヶ月間という短い期間でしたが、その後の自分の方向性が見つかった貴重な経験となりました。

つづく・・・

お泊りで来ていたビアデットコリーと

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