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診療放射線技師における認定資格や資格手当について私が思うこと

今回は認定資格や、その資格手当について、私の考えていることをお話したいと思います。

私の周りだけかもしれませんが、「せっかく認定資格を取得したのに、資格手当がないのはおかしい!」といった話を時々聞きます。

確かに、認定資格を取得したという事は一定以上の知識・技術を身につけたという事ですし、そこに至るまでに労力や時間、お金をかけた訳ですから、資格手当を付けて欲しいという気持ちも理解できます。ただ、個人的には「認定資格取得者に無条件で資格手当を付与する」には否定的です。

例えば「治療専門技師の資格を持っている人がMRIメインで従事していて治療専門技師の資格手当をもらう」や「認定資格を複数所持している人がすべての資格分の手当をもらう」などは少しおかしいように思います。
ですので、「認定資格に手当をつける」ではなく「診療報酬要件に関わる業務に従事し、その責務を負う」者に手当をつけるのが良いと私は考えています。
(資格取得が業務命令だった場合、少し話がややこしくなる気はします。取得をほぼ強制させられたにも関わらず、受験料や認定料、更新費用や資格手当なし、はさすがにひどいと思います)

もちろん、実際どうかはその病院のルールに依存しますが、認定資格取得=資格手当や取得にかかる費用がもらえるべき、と安易には考えない方が良いと個人的に思っています。

というように、金銭面だけ考えると認定資格のコスパはいまいちかもしれませんが、それでも私は認定資格取得は推奨派です。理由の一つは以前のnoteでも書いたように、私は「知識や技術があった方が同じ仕事は楽にできる」と考えており、知識や技術を高めるための方法として資格取得を目指す、は効率が良いと思うからです。また、認定資格が最も役に立つ場面は「転職時」だと考えていることも理由です。認定資格は、その人の能力を示すわかりやすいパラメータの一つなので、評価されやすい傾向にあると思います。ずっと同じ職場にいれるか・いたいと思えるかは正直わかりませんので、何かあった時のことを考えたとき、認定資格を持っていることは比較的コスパの良いリスクヘッジだと思います。

今回は認定資格や資格手当について、私が思うことをお話させていただきました。少しでも参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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