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娘がスノボに行った週末

昨夜から娘は夫と新潟の方にスノボを滑りに行っています。

娘が小さい頃から何度か雪山に家族で行っていて、娘は雪上スポーツ好きです。

去年も、私は忙しくて、夫と二人で2回行ってました。

普段夫と娘は折り合いが悪く(娘は夫を嫌っているし、夫は娘に口うるさく怒ったりする)、去年も二人で行ったはいいものの、夫の計画性のなさや横暴さに振り回され、娘は帰宅後ずっと愚痴を言っていたので、今年も行くと聞いてびっくりでした。

でも冬になり始めから「スキー行きたいな~」とつぶやいていて、「冬なのに行かないなんてスキー行かないなんて信じられない」とまで言っており、夫を嫌う気持ちより、雪山に行きたい気持ちが勝ったらしい。

行くと決まったら、いそいそとウェアやグッズの状態を調べ、夫に新しいゴーグルや防寒グッズを買わせ、夫が深夜バスで行くというのでネックピローを試したり、当日までずっとワクワクした様子で、昨夜は「ばいば~い」と意気揚々と出かけていました。

ここ数年何事も否定的に捉えがちで、冷めた対応をするように見えた娘が全力で楽しみなことに向かう姿はとても新鮮でした。

私は私で娘がいない一日を堪能。こうして娘がいないと、娘に否定されて軽く傷ついたり、怒りを感じたり、言ったら不機嫌になるかなと想像して言葉を飲み込んだりなど気を遣う必要がなくて非常に楽です。

会社に行っている時は娘から離れているので、平日の大半の時間は離れているとは言え、自宅にいる時はほぼ娘がいるので、気を抜けないというか、地味なストレスがあったんだなと改めて気づきました。

夜無事に娘が帰ってきて、やはり去年のように夫の愚痴を聞かされたのですが、その話を聞いて、ちょっと大人になったというか、成長を感じました。

バスでの帰路、サービスエリアで夕食を食べたそうなのですが、そこで夫がニンニク味の強い豚丼を食べ、目を話したすきに、更にニンニクをのせて、すごい臭いを発していたとのこと。

私のイメージするこれまでの娘だったら「臭い!」ときつく言いそうでしたが、「ニンニク強いね」と少し柔らかい表現をしたとのこと。更に、バスの周りのお客さんにも迷惑だから、ガム買ってきてと言って、自分も食べて、夫にも食べさせ、マスクをずっとするように言っていたとのこと。バスでは寝ていて娘の方に寄りかかってきても、起こさず自分はなるべく反対側に身を寄せて耐えていたとのこと(起こすと面倒だからということでしたが)

二人でいる時に夫が不機嫌になると本当に面倒なので、それを避けるためとは思うのですが、とても意外でした。

ゲレンデを出るタイミングについても、夫がもう一回頂上から滑りたいと言い(夫によくあるパターンで、夫の言う通りにすると家族全員がそのあとものすごい焦ることになる)、でも娘は時間的に厳しいと思って行かないと言って、上がったそうです。結果的に、そこで上がってバスの集合時間にちょうど良いくらいだったそうで、夫の傾向をちゃんと理解し、学んで対応できてて素晴らしいなと思いました(笑)

スノボをやっている最中も、娘に対して「板に乗れていない」とかダメ出しを結構されたようですが、それにも切れることなく(自宅内だったら「うるさい」と言ってるところ)、上手になるために夫の言うこともある程度聞き入れ、上手な人を観察し、一本一本丁寧に滑ったのだそう。

自分の好きなことだからこそだと思うのですが、こうして一つの経験から色んな学びがあるものだなと感心しました。

年初、娘がやりたいことを応援して行こうと思ったところですが、この方針は今のところ良いのではないか、と感じました。

二月にももう一度行くそうです。夫との二人旅はいろいろと気疲れもありそうですが、スノボ・スキーの楽しさはもちろんそれに代えがたいものがあるでしょうし、こうやって家を出て体験することは良いことだなと思います。




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