『不登校は1日3分の働きかけで99%解決する』

不登校は1日3分の働きかけで99%解決する という本を読んでいます。

タイトルに魅かれて読んでみましたが、とても良さそう。

著者の森田直樹先生は、小学校教員として不登校と長年関わり、退職後はスクールカウンセラー、私塾、不登校の親を対象とした通信講座など、様々な形で不登校解決に尽力し続けているとのこと。

【教育技術×EDUPEDIA】不登校を治す コンプリメント―愛情と承認の言葉がけ―(スペシャル・インタビュー第3回 森田直樹先生)

提唱されている3分の働きかけとは、子どもに愛情と承認の言葉がけ(コンプリメント)をすることです。

実は11月頃、とある会社の不登校の支援サービスを受けたのですが、そこで言われていたことと共通していました。

ただその支援サービスでは1日10個褒めることを推奨されていたのですが、この本で提唱されているのは3つ以上。

1日10回は現実問題かなり実行が難しく、回数を覚えてもいられないので、3回であれば実行可能性が高まる気がします。

そして、観察記録を付けるというのもなるほどと思いました。

自分が3つ以上の言葉がけをすることができているかどうか記録で見ていけますし、子どもの反応も記録することで、適切な言葉がけができるようになったり、また言葉がけをすることへのモチベーションも高まりそうです。

先生の本の中には「自信の水」というキーワードが出てきます。

不登校の子は、この「自信の水」が足りなくなって、学校に行けなくなるとのこと。親の愛情と承認の言葉がけは、この「自信の水」となること。「自信の水」が満たされれば、自ら学校に行くようになり、不登校には戻らないこと。

不登校児への対応として、最近は無理に行かせる必要がないということも最近よく言われていますが、だからと言ってそのまま黙って見守るのもやきもきし、不安になるものです。自信の水を満たしてあげるという能動的な働きかけが親としてできることとしてあるのであれば、ただ黙って見守るより親の精神的にも楽になりそうです。

この働きかけで即解決とはならないかもしれませんが、コンプリメントをすることで悪いことなんて何もないですから、とりあえずやってみようと思います。

昨日やってみようと思ったら、1日3つでも、うまくコンプリメントするのは難しいなと思いました。私が褒めたつもりでも、本人には今一つ刺さっていないなという感じだったり。思いつかないということは、良い面を見つけるような観察を行っていなかったんだなと思います。

そこは私の伸びしろと思って、頑張ろうと思います。





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