思い切って飲食店のバイト辞めちゃった

 約1年間働いていた洋食レストランを今月で辞める予定だ。
初めての飲食店での仕事ということもあって最初の頃は楽しく働けたのだが、しばらくするとこの仕事、自分に向いてないなぁ……なんて思うことが多々あって思い切って辞めることにした。

せっかくなのでこの仕事をはじめたきっかけ、向いてないところなどをまとめようと思う。


きっかけ

人と関わるのが苦手だった私は、このままだと就活のときに詰むのでは?と思い「接客レベルMAX」の飲食店のアルバイトに応募して、人見知りを荒療治しようと思った。

キッチンとホールをどっちも任されていたから、程よく人と関わることのできる職場だった。料理の値段がファストフードより一回り高い金額だったので客層がいいし、アルバイト仲間も話しやすいタイプだったので、接客が不慣れな私を寛容してくれる場所だった。

良かったところ

アルバイトをしてよかったところをいくつか挙げていく

①飲食店の裏側を知れた
 来客時の接客だけでなく、食材の仕込みや店内の掃除、場合によっては食材の買い出しなどさまざまな業務をやらせてもらった。昔はよく飲食店の原価を考えたりしていたが、様々な工程を経て私たちのもとへ運ばれるのだから原価だけを考えるのは野暮だなと思った(笑)

②賄いで食費が浮く
 私は一人暮らしをしているので、食費をどれだけ抑えるかに命を懸けてた()それは冗談として、いろんな種類の料理を賄いとして提供してくれたので飽きずに美味しくいただけた。
(店によってはクーポンをもらえるという微妙な店もあるそうなのでお店選びは慎重に)

向いてないなぁという点

①お客さんが多いとパニックになる
 お客さんが多いと、オーダーを取ったり、料理のお皿を用意したり、お皿を洗ったり、お会計をしたりといろいろなタスクが次々に押し寄せてパニックになった。夏休みの宿題は貯めないタイプで余裕をもってコツコツやるのが得意なので、「出来上がるまでの〇分で〇〇をやらないと」と時間に追われるのが苦手だった(苦手だと気付くことができた)

②人間関係
 先ほどアルバイト仲間が話しやすいと述べたが、話しにくい人も存在した。コミュニケーションが苦手を克服しようと頑張って話しかけてみると、その日は仲良くなれるのだが、次のシフトの時には関係値がリセットされてしまう……というのを何回か繰り返している………

③ぜんっぜん滑らかに仕事ができない
 正直これが一番大きい要因。私がアルバイトを始めた時、飲食店歴半年の先輩がいた。その先輩の動きは淀みがなくて、尊敬していた。自分もそうなれるかなぁと思っていると、気づいたら1年たってもぎこちない動きの自分がいた。もちろんその先輩の努力もあるだろうが、勉強、運動、のみならず人と関わる能力すらも遺伝で決まってしまうのかなぁ……と思ってしまう。

振り返ってみて

 脱サラして飲食店を経営!!なんてことは将来絶対にしないだろうなと心から思う。

 こんな言い方をしているが「良い経験になったな」とも思っている。
お客さんと接客するのは楽しかったし、特に共通する趣味のないアルバイト仲間となんとか仲良くなることもできた。飲食店はコミュ障には厳しいものだと思っていたけど、思ったよりそうでもなかった。
世の中にはなんとなく敬遠しているけど、実はそこまでつらいものじゃないことが多いのでは?と考えるきっかけにもなった。
実際、今までは初対面の人に話しかけることにハードルを感じていたが、今では初対面の人と話すことに楽しみを感じる自分がいる。

 大学生は人生のモラトリアムであると同時に、たくさん経験してたくさん悩んでたくさん考えてのループを通して人生の指針を決める期間だと思っている。

 これからはバイトに限らずいろいろなことに挑戦していきたいな。

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