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初夏の渓谷

この時期アスファルトの上を想像すると、
そこに揺らめく陽炎のような都会の街に
精神がジリジリと焼き付くようで
とたんに澄んだ水の流れる川にでも行きたくなる。

おやすみに出不精の自分が行きたいところ
うーん、うーんと考えて
やっぱり川がいいなと思うのだった。

前に2回ほど訪れたことのある場所。

駐車場についてしばらく歩き、
水音が耳に入り初めると、水を含んだ空気の匂いがする。

体感温度も自然に下がる。

土の道を通り抜け、石の道を通り
開けた場所に出ると、4、5グループくらいの家族連れが川ではしゃいでいる。

大人はテントで夕涼み。
カラフルな水着を着た子どもたちはさすがに元気!

そこから更に上に行くと、川の石もゴロゴロと大きくなり幅も水音も大きくなった。

目ぼしいところで敷物を広げて一息。

眼前に広がる渓谷にほっとする〜。

時折聴こえる鳥の声、岩場にたまに出現する小さなカエル。

流れる水の流れを見ていると、時間は止まらず動いてるんだな~と実感する。

流れ続けていけば、淀むことなくいつも新鮮で元気で晴れ晴れとした心でいられるんだろうな。

(楽しいことは忘れたくないけども。)

おしゃべりしても、してなくても、自然にいられるのが一番くつろげる。

街なかに戻っても、こうであれたらいいなあ。

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