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備忘録 2024/4/29-5/5

4/29
まだ日も昇らぬ内から若ねこ衆(おてんば姫&グラドルクイーン)が家の中をどたんこばたんこと走り回る音で起こされた。ハッスルモードがガンギマっているふたりをなんとかなだめすかし、そのまま私も朝活すれば良かったのだが気がついたら布団の上にのびた状態で昼近くを迎えてしまう。
嗚呼、貴重な休みを半日溶かしてしまった……

こうなるとやる気スイッチは完全に沈黙するので、今日はもううだうだしよう!と決め、先日買っておいた『銀の夜』(角田光代さん著)を読む。

学生時代にバンドを組んでメジャーデビューしたものの、いわゆる「一発屋」で終わってしまった女子3人組がアラフォーになってからの物語。人生のピークは十代だったと懐古しながらぱっとしない平凡な日々を過ごす女性たちの心理描写はさすがの角田節という感じで震えたが、物語の後半から終盤にかけてがとても清々しく、気持ちのよいエンディングで大満足。角田光代さんは大好きな作家さんの1人だが、女性特有の闇というか粘り気というか、暗黒面の表現が秀逸すぎて、読んでるといつも途中でしんどくなる。普段抑圧して見ないフリしてる自分の暗部を突きつけられている気分になるのだ。でも、たいていの作品は終盤にうまい落としどころに誘ってくれ、読後感がさわやかなものが多いなーと思う。あと、食べ物の描写が好きすぎます。

この日は夫が晩ごはんを作ってくれました!!!

野菜たっぷりのラーメンサラダ(レタスの下にきゅうりと新玉ねぎもいる)と中華スープ。甘じょっぱくてごま油が効いてるタレで食べるラーサラも、昔なつかしい中華そばの汁みたいなスープも、心からおいしかった。感激して褒めちぎる私に対し、夫は「いや、茹でて切って載せただけだし……全然料理ってレベルじゃないから……」等ともぢもぢしていたが、ガスに点火したり包丁を使っている時点ですでに立派な料理!!!なんならレンチンだって立派な調理です!!!!!


4/30
わが社はカレンダー通りのお休みなので普通に出勤日。通勤路がいつもより空いていたり、日中かかってくる電話が少なかったりして、ああ大型連休ですなあとしみじみする。世間が休んでる時に行く仕事は、独特の静けさがあって嫌いじゃない。

今日のお弁当
ちりめんじゃこにぎり、ささみチーズフライ、漬物

仕事帰りに甥っ子たちのお迎えミッションをこなしてから帰宅。晩ごはんはなすと豚バラの甘辛味噌炒め、小松菜とじゃこのソテー、大根ときゅうりとコーンのサラダ、搾菜たまごスープ。

小松菜の炒め物にナッツ的なブツを散らしたら絶対おいしいだろな!と思ってだいぶ前から買い置きしてあるのに、今回もまんまと忘れた。全国に流通している小松菜のパッケージすべてに「ナッツ的なブツと炒めるのがおすすめ!」って表記をしていただけないものか。

入浴前にフィッボ40分、プランク体操3分。


5/1
ついに5月が来てしまった。
wkn暦では5月から10月が夏に分類されるため、汗かき大魔人としてはここから半年間耐ヘ難キヲ耐ヘ忍ヒ難キヲ忍フ季節の幕開けとなる。今日はなんとなく肌寒さが戻ってきて涼しいが、連休明けからは首タオルが欠かせない生活になるんだろうな……と苦み走った顔で出勤。本日も粛々と業務に励む。

今日のお弁当
ゆかりにぎり、なすと豚バラの味噌炒め、漬物部隊


晩ごはんは、焼き鮭、ピーマンとちくわの甘辛カレー粉ソテー、茹でブロッコリー(明太マヨソース付)、キャベツとえのきとねぎの肉団子スープ。

ピーマンの炒め物は息子殿の大好物だし簡単なのでよく作るが、思いつきでめんつゆを入れてみたらとても好評だった。ちょっとカレー南蛮みたいな味でごはんがすすむくん。

入浴前にフィッボ30分、プランク体操3分。


5/2
涼しい朝。我が家のねこの年長組、横綱と女帝がねこだんごフォーメーションを組んでおり、朝からなごむ。

シンクロナイズド睡眠


現在教習所通いをしている義妹ちゃんが本日仮免試験!ということで、いつもより早めに家を出、甥っ子たちの送迎ミッションをこなしてから出勤。連休に合わせて代休消化をしている同僚も何人かいるので、いつもより静かなオフィスで本日も粛々と働く。


今日のお弁当
ホットドッグサンド&たまごサンド
全く見えてないけど千切り野菜のマリネ入り

今朝この弁当を作り終えた時、あまりの映えのなさに写真撮影を断念したのだが、昼になって「こういう『映え値マイナスめし』の発信だって一定数の需要があるのでは……?」という思いに取り憑かれたので記録として残すことにした。こういうものを手作り弁当だと言い張って職場に持参する意識低い系の存在が、この世のどなたかを勇気づける結果に繋がればいいと思う。

見映えはさておき、サンドはとてもおいしかった。たまにはパン弁当もいいな。

本日の晩ごはんは夫作!

中華そばの代わりに素麺を使ったさっぱり塩素麺と、レタスと大葉のサラダ(ごま醤油ドレッシング)。素麺のおつゆがどちゃくそめちゃんこおーいしーい!!!くて、全て飲み干してしまった。これ冷やしにしても絶対おいしいね、その時は梅干し叩いたのとか搾菜載せてもいいね、等と大いに盛り上がる。
夫はいつも「基本的に麺類か丼ものしか作れないし……」等ともぢもぢしているが、その麺類も丼ものも味つけがものすごく私好みで本当においしい。ドレッシングもいつも奥深い味わいのブツを錬成してくれるのだが、コツを聞くと「いやレシピ通りにさじで測って混ぜてるだけだから……」とまたしてももぢもぢしている。

やはり計量は大切なんだな。分かってはいるんだけどどうしてもできない。だって……めんどくさすぎるんだもの…………。
もぢもぢすべきは私かもしれない。

入浴後、深夜番組でやっていた『港区男子の生態』的番組を何気なく見ていたのだが、珍獣を見るような面白さがあって息子殿と大いに盛り上がる。登場人物の全てに息子殿が「ちょっと何言ってるかわかんない」「こいつなんでいちいち上から目線なんすか?」「お前にそれだけの資産価値はあるのか?!」等の声かけをしていて、腹がよじれるほど笑ってしまった。
それにしても、シティーには本当にこういう人種が存在しているのですか?違う世界線の存在にしか思えないのですが……。

5/3
連休後半スタート。張りきって早起きし、地元の公園にある藤の花を撮りに行ったのだが、なんともう既に終わりかけていた。哀。

例年この時期がバチンコ☆ストライクだったのになー
終わりかけとは言えども、さすがの可憐さ
よきにほひがいたしました


そのまま帰るのもなんなので、先月染井吉野を撮りに行きまくった別の公園でこいのぼりを撮る。

皐月晴れの青空の下、気持ちよさそうに泳ぐこいのぼりたちに活力をもらって帰宅。布団を干して洗濯機を回したのち、連休前半からの続きで妖怪草むしりを発動。むしってむしってむしりまくってやったわフハハハ。

夕刻前にシャワーを浴びてさっぱりしてから、ガチ恋推ししてる一本桜のオーナーさんと焼肉屋さんでサシ呑み会。

座布団、お皿、調味料入れなどが全てにゃんこ模様
店主のご趣味で店内は特撮ポスターまみれ

一本桜オーナーさんは亡母と同世代なのだが、数年前から時々こうして遊んでいただいている。朗らかで気さくでとてもお元気な方だが、2年前に大病を患われてからしばらくご無沙汰していた。一時期はかなりお痩せになってしまったが、徐々に元気を取り戻されてお酒も楽しめるようになったとのことで、安心した。また写真撮影遠足とかご一緒したいなあと思う。

22時頃帰宅。なんか呑み足りないなーとワインを開け、連休中に読もうと思っていた『灰の劇場』(恩田陸さん著)を読み始めたら止まらなくなってしまい、日付を大きくまたいで3時頃に布団に沈む。


5/4
前夜の夜更かしがばっちり効いて、起きたら昼近かった。休みの日にこういうことをするととんでもない大罪を犯した気分になって夫に謝罪してしまうのだが、当の夫には「いやなんで謝るの……いいじゃん休みの日なんだから……」と毎回困惑されてしまう。
先日ミューさんとデート♡した時にも散々言われたが、これは最初の結婚生活の呪いだなあと思う。たった3年間のことだしもう10年経つのに、あの頃強いられ、情けなくも甘んじていたあれやこれやが未だに自分の中に根を張っているのだ。いつか根絶やしにできる日は来るのかな。

なあんてことを起床直後からうぢうぢ考えてしまったが、今日は夫と息子殿が引っ越してきてちょうど1周年記念日!
晩ごはんは2人のリクエストで手巻き寿司に決まったので、材料をあれこれ買い出しに出かける。
さらに言うと先月亡くなったきじ坊の四十九日でもあるため、抜かりなく献盃のための酒も仕入れた。

手巻きの具材はいくら、サーモン、いか、貴族のカニかま、ツナマヨ、きゅうり、まぐろ、梅いか、たくあん、ぶりの昆布締め(これだけ一昨日仕込んだ)、かいわれ、納豆。おすましはあさりとわかめと長ねぎ。

手巻き寿司の何がいいって、基本的に切って並べるだけなのにごちそう感が迸るとこですよね。
今日も食卓に皿を並べた瞬間「うおぉ~すげえ!」と2人から歓声が上がったので鼻の穴が膨らんでしまった。みんなでもりもりとおいしくいただきました。

入浴後、夫と共にきじ坊に献盃する。
相変わらず不在に慣れることができずにいること、夜になるとどうしても涙が出てくること、もう1度会いたいけどもし今すぐに会ってしまったら今度こそ離れがたくてとんでもなく苦しいだろうし挙げ句の果てにとんでもない間違い(一緒に逝く的な)をしでかしてしまいそうだから会えないのが正解だと思うこと、こんなに辛いのにやっぱりあの子に会えたことが幸せだと思うこと……
とりとめのない話を夫は今夜も黙って聞いてくれた。

独りでは到底耐えられなかったなと、きじ坊を想うたびに痛感する。


5/5
本日も朝からよいお天気。ヨッシャヨッシャ、妖怪草むしり発動じゃー!と張りきって起きたものの、なんだか体調が不穏だわ……と感じ検温したら発熱していた。えええええ……………。
高熱ではなかったものの全身くまなく気だるく、夫からも「寝てなされ」と言われたので、今日はお休みデーと決めてお布団で1日過ごすことにした。
熱はあるもののぐったり寝込むモードでもないので、布団に潜ったまま『灰の劇場』の続きを読み終え(どちゃくそめちゃんこ面白かった!!!)、続けて『透明な夜の香り』(千早茜さん著)を再読していたところ、作中に登場した香水の描写にどうにも辛抱たまらなくなってネット検索しまくり、ぴんと来た1本を衝動買い(衝動ポチ)する。
現物を試さずに香水を買うなんて愚の骨頂だと言われそうだが、経験則的にこういう(物語からインスピレーションを得た)お買い物は、私は、間違えない!届くのが楽しみだ。
さらに『推しの子』全巻を再読して再号泣。B小町(現)のメンバーが尊すぎてもう箱推し不可避。頼むからみんな幸せになってくれ。

晩ごはんは夫が作ってくれたたまご丼(かまぼこ、新玉ねぎ)と、きゅうりとわかめのサラダ、新玉ねぎとカニかまとツナのサラダ、わかめとねぎの味噌汁。

冷蔵庫のありもので適当に作っちゃった……とまたしてももぢもぢしていたが、今回もどれもどちゃくそめちゃんこおいしゅうございました……。特にたまご丼がもうね!たっぷりの新玉ねぎをゆっくり煮込まないと出てこない甘み、そこにぷりぷりのかまぼことふわふわのたまごですよ?!なんで私が本日ただいま食いたかったごはんが分かるんだよ……(涙)
サラダ2種もとてもおいしかったが、わかめときゅうりの奴は息子殿が大層お気に召して瞬殺だったので、ほとんど食べられなかった。また作ってもらおう。

今週も長文&乱文にお付き合いいただき、ありがとうございました!

いただいたサポートは、外で暮らすねこさんたちの生活が少しでもよきものとなるよう、関係団体に送らせていただきます。