5/6
７時半くらいに目が覚めたら熱は完全に平熱に戻っており、なんだか全身すっきりさっぱりしていた。春の繁忙期の疲れが出たのかもしれない。
そのまま起き出して午前中いっぱいかけて妖怪草むしり。気の済むまで草をむしり倒したのち、きれいになった地面に除草剤を撒いてこの連休のミッションを完了とした。満足。
とはいえ私の通った後にぺんぺん草が生えてこないかといえば絶対そんなことはない。そう遠くないうちに私はまた妖怪草むしりとなるのだろう。全ての草を根絶やしにする、その日まで……

草たちとの闘いはまだまだ続く！みんな、応援してくれよな！！
～wkn先生の次回作にご期待ください～


午後から夫と共に、息子殿が通うピアノ教室の演奏会に出かける。
息子殿はちびっこ時代からかれこれ１０年以上ピアノを習っている。大学生になり教習所やアルバイトも始めて多忙な生活になった今でも、週１のレッスンは決して休まない。本人曰く「辞め時が分かんなくてなんとなくやってるだけ」とのことだが、ひとつのことを長年続けるのってすごいことだし、忙しさを理由に投げ出したりさぼったりしないところが、めんどく星人には大層まばゆい。

今回の演奏会、息子殿の課題曲はベートーヴェンの『月光』（大好き！）だったのだが、いやもう……むちゃくちゃ……格好良かったです……。楽器弾けない民としては何かを演奏できるってだけですでに神なんだけど、それと身内びいきを差し引いても今日の息子殿は本当に凛々しくて格好良かった！！！善き音を聴かせていただきました。

晩ごはんは夫と２人だったので、冷凍ストックを使って簡単にカレーうどんにした。あとはレタスとブロッコリーとかいわれ大根のサラダ。

連休も今日でおしまい。今年のゴールデンウィークも充実した引きこもりぶりであった。

5/7
世間では連休明けの仕事というのはひたすらに憂鬱なものらしいが、私は実はあまりその感覚が分からない。いえ、もちろんお休みはうれしいんですけども……日々のルーティンというのはわずらわしい足かせであると同時に、私みてーな快楽追及型のめんどく星人にある種の秩序をもたらしてくれる存在なのだ。だから休みが続くと最初は喜んでぐだぐだしていても、徐々に落ち着かなくなってくる。長くても５日間くらいでいい。それ以上続くとヒトに戻れなくなる！！！

甥っ子たちの送迎ミッションをこなしてから出勤。数日ぶりに会うメンバーはみんな元気だった。本日も粛々と業務に励む。

急きょ甥っ子たちのお迎えミッションが入ったので、いつもより遅く帰宅。晩ごはんは麻婆茄子、キャベツとささみのサラダ、大根とあぶらげの味噌汁、漬物部隊。

キャベツとささみのサラダは、ごま油＆鶏がらスープ、おろしにんにく、味の素、塩こしょうに砂糖ちょっぴりで味つけしたのだが、夫と息子殿にものすごく好評だった。また作って♡と言われたが、いつも通り目分量でてきとーに色々ぶっこんだので、２度と同じ味にはなるまい。

昨日から読み始めた『そこにはいない男たち』（井上荒野さん著）読了。

家庭内別居状態の夫と、１年前に急逝した夫、「そこにはいない男たち」について揺れ動く女性２人が料理教室で出逢って……という物語。読んでいてひりひりするような心理描写が、次々登場するおいしそうなお料理によっていっそう引き立てられていて、ぐいぐいと読まされてしまう。
一緒に暮らす夫との距離が（メンタル的な意味で）どんどん離れていくところ、怖……と震えながら読み、夫が亡くなったことを少しずつ少しずつ受け入れていく場面はどうしてもきじ坊のことを考えてしまって泣きながら読む。
終盤の『私にはもうあなたが見えない。でも、あなたはいる。私があなたを忘れないかぎり、あなたはいるのよ。私はそう思えるようになった』という部分が心に響いた。

井上荒野さんの著作はまだ数作しか読んでいないが、何気なくさらりと書かれたような文章の中に不穏な雰囲気が絶妙に匂い立ち、どれもすごく面白い。これから過去作品を紐とくのがとても楽しみだ。あと、ごはんの描写が好きすぎる。

5/8
このところずっとそうなのだが、今朝も５時前からおてんば姫とグラドクイーンが朝活（※家中をどたんこばたんこ走り回る）にいそしんでおり、強制的に早起きさせられる。

おかげで朝の支度は余裕を持って優雅にこなせるのだが、日中猛烈な眠気に襲われるのが困る。今日も危うく気絶するかと思った。

夜は息子殿が不在だったので、夫が「一度行ってみたかった」というコメダ珈琲店にて晩ごはん。悩みに悩みまくったのち、夫はミックスサンドとカフェオレという美人OLのブランチみたいなメニューを頼み、私はグラタンとアイスコーヒー。ミニサラダも頼んで半分こする。

片田舎であるわがまちにコメダができたのは数年前で、私は何度かお伺いしているものの、よく考えたらいつも飲み物ばっかりで食べ物を頼んだのってはぢめてだった。あ、モーニングセットのトーストは食べたことあったかもしれない。
グラタンのホワイトソースがとてもおいしかったし、海老やきのこがたっぷり入っていて大満足。今度はぜひビーフシチューも食べてみたい。

入浴前にフィッボ４０分、プランク体操３分。久しぶりのおうち運動。

5/9
昨日までと打って変わり肌寒い朝で、珍しく二度寝してしまった。ばたばたと支度し、雨が降っているので甥っ子たちの送迎ミッションをこなしてから出勤。

帰宅後、先日衝動ポチした香水が届く。

サンタ・マリア・ノヴェッラは『羊たちの沈黙』『ハンニバル』で知って以来ひそかに憧れていたので、ドキドキしながら開封。

先日再読した『透明な夜の香り』（千早茜さん著）からインスピレーションを得て購入した。作中、天才調香師が顧客である盲目のマダムにアイリスの香水を作る場面が出てくるのだが、その香りの描写に強く惹き付けられたのだ。

届いた香水はイメージぴったりの香りだった。静謐な甘さの中に凛とした貴婦人のような品格があり、正にミツコさんのような「古き善き時代の大和撫子」にふさわしい。鉈が似合うことで定評のある女には背伸びしすぎて足がつりそうな逸品だが、大切に使っていこうと思う。

ガラじゃあないのは百も承知で申し上げますが、私は香水というアイテムが本当に好きでして……初めて自分で香水を買った１０代の頃からずっと、いつも必ず傍にある。化粧をしなくても寝癖を直さなくても（直せや）香水だけは毎日つけている。香水にまつわる話を読むのも好きだし、今回みたいに、物語の中からヒントを得て新しい香水を探すこともしばしば。
もちろん香りをつけている人も好きで、いい香りを漂わせている方とすれ違ったりするとふらふらと後をついていきそうになるし、実際ついていってご愛用の香りをたずねたことも一度や二度ではないのだが、幸運なことにキモがられたことはない。どなたもまずびっくりされ（そらそうだ）、その後ちょっと気恥ずかしげに、けれどちょっと誇らしげに打ち明けてくださるのだが、その表情は老若男女問わず大層魅力的だ。

「好きな香りはコレ」って話を聞くのも大好き。香水だけでなく、シャンプーとかハンドクリームとかルームスプレーとか柔軟剤とかお線香とか、香りにまつわるアイテムなら何でもうれしい。noteでご縁ができた方から香りのお話が聞け（＝読め）たりすると、もう鼻の穴おっぴろがり鼻息荒ぶり不可避です。つまり何が言いたいかってーと、皆さんどんどんお気に入りの香りについて語っていただきたい！ふんすこふんすこ！！！

晩ごはんは鶏のからあげ、もやしときゅうりと明太子のサラダ（マヨ味）、レタスときゅうりとささみのサラダ（チョレギ味）、新玉ねぎとベーコンのトマトスープ、漬物。

今回のからあげには、ニップンのフライドチキンの素を使ってみた。
フライドチキン狂である我が家の男性陣からは好評を得たものの、「やはりサンダースには何かが足りない」「何が足りないのか」「アレをナニしてみればもっと寄せられるのでは？」等、食卓で熱い論戦が交わされた。論戦の最中にいつの間にか８００グラムの鶏ももが消失しており、やはりからあげは飲み物であったか……と再認識。

5/10
先月の休日出勤の代休消化日。天気予報をにらみながらお休みを取得したのだが、狙い通り朝から快晴に恵まれた。ヨッシャヨッシャ。
出勤する夫を見送ったのち、カメラを背負って近隣市に出かける。

来年仕事で必要になるであろう写真を撮りに行ったのだが、イメージ通りの絵が撮れて満足。

ここは晩秋の紅葉時期にちょくちょくお邪魔しているのだが、初夏に来るのは初体験。境内にある仏像のお顔が緑に染まって見えるほどの圧倒的な新緑力（シンリョクリョク）にため息をつきながら、夢中でシャッターを切った。

ちなみに紅葉の時期になるとこんな感じです↓

なお、今日は目的地の神社とお寺までケーブルカーで上がり、撮影したらまたケーブルカーで下りるつもりで出かけた。…………が、いざ現地に到着したらあまりに天気はいいし新緑はうつくしいしその中を吹き抜けてくる風は芳しいしでテンションがぶち上がってしまい、「帰りは自力で下りようかな☆下り坂ならヨユーっしょ！」と血迷った考えに取り憑かれて歩いて下山してしまった。ええ、賢明なる紳士淑女の皆さまならとうにお察しいただけましょう……下山開始から１５分後には後悔の嵐でしたわ。山歩きは登りよりもくだりの方がずっとずっと下半身にクるってこと、完全に忘れてましたわ！！！（血涙）

無事下山する頃には両足が完全に生まれたての小鹿のようにぷるっぷるになっていた。数年前までは頂上までちゃんと自分の足で登っていたというのに……月日の流れってなんて残酷なのかしらん。
明日からやってくる筋肉痛のことを考えると、早くも精神に恐慌をきたしそうになったので

心を落ち着けるべく、下山後に日高屋で水分補給をしてから帰路についた。
仕事で使う素材をあえて休みの日に撮りに行ったのは、ひとえにこの瞬間のためである。勤務時間内だとこんなこと絶対できないもんね。

下山した時点でHPはオレンジ色だったので、晩ごはん用に地元駅でちょっといいお弁当を購入してから帰宅。

帰宅してすぐに入浴。晩ごはんを食べたのち、すみやかにお布団にて撃沈する。

5/11
朝起きたら案の定、下半身が燃えるような痛みを放っていた。調子こいて徒歩下山しちまった昨日のwknに「ばーかばーか！おたんこなすー！」等と憎しみの呪詛を吐きながらヨレヨレと起床。正直今日は何もせず転がっていたいが、本当の闘いは下山から２４時間後から始まることを経験則的に熟知しているので、なけなしの根性を振り絞って週末のルーティンをこなす。

４時前から弟一家の家に赴き、教習所に出かける義妹ちゃんのピンチヒッターで子守り係。前回のように鬼ごっこプランになったらいよいよ下半身が爆死だなと震えていたが、幸い今日のクライアント（甥っ子たち）はおうちプランをご所望だったため、仮面ライダーギーツの劇場版などを見ながらまったり過ごす。
ウルトラマンに関しては多少知識があるものの（推しはウルトラマンゼロ♡♡♡）、ライダーについてはほぼ未履修だったので、令和ライダーの格好良さに惚れ惚れした。変身のギミックとかめちゃくちゃ進化してるけど「変身！」のコールは相変わらずなのがアツいですなあ。
７時頃に弟が仕事から帰宅したので、近況報告を聞いてからおいとまする。

今夜はまたしても夫が晩ごはんを作ってくれました！

めかじきのみぞれ煮、野菜炒め（ウィンナー、キャベツ、たまご、新玉ねぎ）、キャベツと塩昆布のサラダ、かきたま汁。やり手主婦定食やんけ……

どれもおいしかったが、特にめかじきのみぞれ煮がどちゃくそめちゃんこおーいしゅーうございました！煮汁をしっかり煮詰めて、大根おろしは最後に入れてサッと火を通しただけということで、甘しょっぱいジルを吸いながらもしっかり大根本来の味が残っているおろしがとってもいい味。魚もふっくらと仕上がっていた。マヂで夫は私よりもやり手主婦指数が高いんではないかと思う今日この頃。

入浴後、昨日録画しておいた『岸辺露伴は動かない』を視聴。製作決定時からずっと楽しみにしていました！

最新作の『密漁海岸』はシリーズの中でも特に好きなエピソードなのだが、今回ドラマ化するにあたってジョジョ第四部の『イタリア料理を食べに行こう』のエピソードも盛り込まれており、露伴先生だけでなくトニオさんも大好き民としては狂喜乱舞不可避すぎました。ありがとうNHK様……（拝み）
この実写版の魅力については、もはや私なぞがいちいち申し上げるまでもございますまい。今回も本当に素晴らしかったです。キャラクターの再現率、違和感を微塵も感じさせない複数のエピソード連携、全体に漂う何とも言えぬ不穏な雰囲気（江戸川乱歩っぽくて大好き）、そして揺るぎない原作リスペクト精神！！！この作品に携わった全ての方々に感謝と敬服のお神酒を捧げてやみません。

5/12
本日も筋肉痛にうめきながら起床。
しかしながら、何と言うことでしょう……！昨日よりも心なしか痛みがやわらいでいる……だと…………？！
以前ならば下山から２４時間経過後に本当の闘いが始まっていたのだが、相変わらずみしみしと痛いものの、昨日よりも階段下りるのが全然ラクになっている。半年ほど前から地味に続けているワイドスクワットと、プランク体操の効能が地味に花開いたとしか思えない。
『筋肉は裏切らない』という言葉の重みをひしひしと感じる、そんな日曜の朝。

とはいえ痛みが消失したわけではないので、うっかり腰をギックリしたりしないよう注意しつつ、しゃなりしゃなりと台所で作りおき作業にいそしむ。

今夜は息子殿がデートで不在のため、晩ごはんは夫と２人。ナポリタン苦手な息子殿がいないのならば、今しかあるまい！とばかりに、先日から虎視眈々とリベンジマッチを狙っていたニラひきナポリタンを作った。あとは新じゃがときゅうりの明太マヨサラダ、わかめとコーンのスープ。

「ナポリタンにニラって……」と疑心暗鬼に取り憑かれていた夫にも好評だった。
久しぶりに生じゃがを食べたくて作った新じゃがサラダもおいしくできたし、何よりもめだま焼きのめだまを潰さず焼けたことに大満足。花丸あげちゃう。

入浴前にフィッボに取りかかったのだが、下半身が全く安定せずミスを連発したので５分で打ち切った。くっ……まだ早かったか……

今週も長文＆乱文にお付き合いいただき、ありがとうございました！