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2017.10.11 敦賀市男女共同参画事業研修会

ここ数回やっているアイスブレイク。ちょっと鉄板になる
かもと自画自賛しております。担当の課長さんからも、
あの冒頭のあれがあったから、みなさん和みましたね、
雰囲気もガラッと変わった。という感想をいただきました。

金沢から2時間ちょっと、敦賀市はご存じの通り、原発の
運転停止で人口における社会減が著しいところです。
そんな敦賀市の男女共同参画課さん主催のワークライフ
バランスの研修会をお手伝いさせていただきました。

ワークライフバランスの意味を誤解

最初に働き方が変わってきていることを野球とサッカー
に例えて、説明いたしました。
次に、ワークライフバランス関連というか周辺の言葉と
どの部分から手をつければいいかを話そうとしましたが
どうも、参加者のうなづき方というか、反応が鈍いので
聞いてみました。「みなさん、ワークライフバランスと
いう言葉の意味はご存じですか?」下を向いたり、首を
横にふったりという方が何人もいらっしゃったので、
予定を変えて、グループディスカッションをしながら、
ワークライフバランスの意味や印象をそれぞれに語って
いただきました。

仕事と生活をてんびんにかけてバランスを取ること。
仕事をしながら、自分のプライベートを充実させること。
仕事があってライフもあること。

みなさん、それぞれに考えていただきましたが、どの
意見も最初に「仕事」がきて、それ以外の何か。という
思考から抜けきれず、このあたりを丁寧に図解も使って
話をしました。

女性活躍推進の話には興味シンシン

女性活躍推進には次の3点の改善策を提案しました。
①女性の仕事を公正に評価する。
②女性を取り巻く制限をはずす。
③男性を長い勤務時間から解放する。
女性の参加者が比較的多かったこともあってなのか、
この話への食いつきは、悪くなかったように思います。
敦賀市は、福井県の中でも共働きの率が高く、女性が
多く働いています。だからなのか、話には共感をして
いただきました。

「準備段階にしておくこと」が大切

ワークライフバランスの導入といっても、いきなり
やれるものではありません。準備→導入→定着という
大きな段階があるという説明をして、その中の今日は
準備段階のことを中心に話をさせていただきました。
簡単に言えば、中(職場内)の意識や管理職の態勢を
整え、ヒアリングで課題を洗出し、施策のアイデアを
出し合う。という流れになります。これをしないまま
号令だけを発してしまうと、かえって混乱や対立を
まねくことになるという危険性を紹介しました。

相談会も開設し個々の問題を聞く

この研修会のあと、個別の相談会を開催しました。
研修会では40名あまりの方々に話をするので、内容が
どうしても共有できる組立てになってしまいます。
そうやって言い放しで、あとはあなた方自身の努力と
実践です。みたいなことにはしたくなかったという
のが、この相談会を開いた目的です。


今回、これらの事業を通して感じたことは、聞いた
ことはあるけど。。。という風に、一人ひとりの中で
宙ぶらりんになっている言葉や概念や考え方が多く
あるのでは?という印象です。ワークライフバランスや
働き方改革を促進させるためには、こうした基本的な
ことからおさえていく必要があると思いました。


<敦賀市男女共同参画事業所推進員研修会>

●日程/10月11日(水)13:30~15:30
●場所/敦賀市立図書館3F研修室
●参加/敦賀市男女共同参画事業所推進員
●主催/敦賀市

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