【ロシアサッカー】クラブ史上初のチャンピオンズリーグに挑むFCクラスノダール

FCクラスノダールはロシアプレミアリーグ所属のクラブ。クラブができたのは2008年とまだ10数年しか経っていません。

クラスノダールは下部リーグから昇格すると2013ー2014シーズン以降は一桁台の順位をキープし、昨シーズン(2018ー2019シーズン)ついに史上初のチャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。

予選からの出場ですが過去にはヨーロッパリーグでも三度グループステージを突破し、うち二度はベスト16まで駒を進めています(ヨーロッパリーグの決勝トーナメントはベスト32からなんです)。期待してもいいのではないでしょうか。

ちなみに過去にもリーグ戦で3位に食い込んだことはあるのですが、当時はロシアリーグのチャンピオンズリーグ出場枠が多くなかったためヨーロッパリーグ行きとなっています。

昨シーズンの躍進は2015ー2016シーズンから3年連続でチーム得点王に輝いたエースストライカー、フョードル・スモロフ(ロシア代表としてワールドカップにも出場)を放出しながらのものだったのでその意味でも驚きは大きかったでしょう。

クラスノダールは今季チャンピオンズリーグをにらみ、大型補強を行いました。これまでに使った金額は推定で1400万ユーロ以上です。

補強の目玉は何と言ってもオランダ代表のMFトニー・ヴィリェナでしょう。このMFの獲得金額は推定900万ユーロです。

フェイエノールトで活躍していたヴィリェナにはブンデスリーガの複数のクラブやレアル・ベティス(スペイン)、セルティック(スコットランド)なども関心を示していました。

その他アル・アイン(アラブ首長国連邦)でプレーしていたスウェーデン代表のストライカー、マルクス・ベリもフリーで獲得し攻撃陣を強化しています。ベリにはギリシャやトルコのクラブも興味を持っていましたが最終的にはクラスノダールを選びました。

また噂によるとフェネルバフチェに所属するスロベニア代表ミハ・ザイツの獲得レースにも参加するようです。ザイツにはディナモ・キエフ(ウクライナ)、スパルタク・モスクワ(ロシア)、フィオレンティーナ(イタリア)が関心を持っています。ディナモ・キエフには断りの連絡を入れたようですが、クラスノダールを含む残り3クラブのうちどこに向かうのか?はたまた別のクラブが現れるのか注目です。

ザイツ獲得にかかるであろう金額を考えると今季の投資額は2000万ユーロの大台を超えるかもしれませんね。

そんなクラスノダール、7月13日に開幕したロシアプレミアリーグの初戦は敗れてしまいました。相手のアフマト・グロズヌイは格下のチームです。

プレシーズンの成績は3勝1分け2敗だったクラスノダール。今後どのように修正していくのか見物です。史上初となるチャンピオンズリーグで本戦に進めるのかどうかも注目ポイントといえます(果たして予選でどこを引き当てるのか)。

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