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Fibre Expressway社がオーストラリアで15億ドルで3つのデータセンターを建設中

オーストラリアのネットワークインフラ企業であるFibre Expressway社は、国内に3つのデータセンターを建設する計画を発表した(総工費15億ドル)。

プロジェクトKoeteでは、オーストラリア北西部の都市パースとダンピア、ノーザンテリトリーの首都ダーウィンに、グリーンフィールドのTier IVデータセンターを3つ建設する。

3つのデータセンターの合計容量は、20メガワット(MW)になる。完成後は、この地域の先住民族コミュニティにサービスを提供するだけでなく、シドニー、メルボルン、シンガポールなどのAPAC市場のクラウド容量を拡大することができる。

ファイバー・エクスプレスウェイのCEOであるゲイリー・ケネディ氏は、以下のように説明した。

ケネディ氏:「これは、西オーストラリアとノーザンテリトリーがこれまでに経験したことのない、最も重要な技術的投資となるでしょう。この施設は、オーストラリア北部・西部と世界との相互接続性を高め、この地域への投資を促進し、データの安全性と主権を向上させるというメリットを兼ね備えています。」

ファイバー・エクスプレスウェイのグループ・マネージング・ディレクターであるピーター・バニスター氏は、「プロジェクト・コエテ」では、風力、太陽光、さらに長期的には海洋やクリーン水素のプロバイダーと提携し、将来的には100%再生可能エネルギーへのアクセスのニーズを満たすことを目指していると述べた。

バニスター氏:「当社は30年以上のスケーラビリティの確保を目標としており、お客様は数年単位ではなく数十年単位で計画を立てることができます。また、当社のグローバルなパートナーネットワークを活用することで、『Project Koete』が世界最高水準のガバナンスと法治国家のもとで提供されることを確信しています。」

このプロジェクトの一環として、800kmの海底ケーブルも建設され、パースとダーウィンを結び、インドネシア、シンガポールを経由して東南アジアを横断し、マレーシアまで伸びる予定だ。

データセンターは2023年、海底ケーブルは2025年の完成を目指している。

オーストラリアのデータセンター事情

オーストラリアのデータセンター業界は、アジア太平洋地域で最も強力な業界の1つであり、シドニーは世界第3位の市場となっています。主なプレイヤーとしては、エクイニクス、国産データセンタープロバイダーのNextDC、国産通信事業者のTelstraやVocus Groupなどが挙げられます。

このように活況を呈しているオーストラリアの市場ですが、地方も負けてはいない。3月には、地元企業のLeading Edge Data Centresが、ニューサウスウェールズ州の地方にモジュール式データセンターを展開する計画を発表した。

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