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話題の音楽映画「AMERICAN UTOPIA(アメリカン・ユートピア)」絶賛上映中! 奇才、デイヴィッド・バーン率いる驚異のパフォーマンスとは

1977年、NYパンク・ムーヴメントの真っ只中に登場した、ニュー・ウェイヴ・バンド:トーキング・ヘッズーー
その中心人物として脚光を浴びた奇才、デイヴィッド・バーン

91年のバンド解散後、ソロ・アーティストとして音楽活動をスタート。映画音楽、写真、ウェブ・ジャーナリスト、映像監督など多岐に亘り、自らを表現し続けている才人である。

彼が約14年ぶりにリリースしたスタジオ・アルバム『AMERICAN UTOPIA(アメリカン・ユートピア)』(2018年)は極めて高い評価を得、米ビルボード誌200アルバム・チャートにて第3位を記録。

そして音源のみならず、『AMERICAN UTOPIA』のライヴ・パフォーマンスに関しても、音楽コンサートのスキームを超えた前衛舞台芸術とも評され、大きな話題を呼んだ。

デイヴィッドは『AMERICAN UTOPIA』のライヴ・パフォーマンスについて以下の様に語る。

 「パイロを使ったり、これでもかというぐらいのビデオ・プロジェクションで人々を驚かせることは出来るのかもしれない。しかし、我々の心を最も動かすのは、ステージの上にいるパフォーマーそのものだ。人と人の繋がりは、世界中にあるどんなギミックや仕掛けよりも重みがあるし、エモーショナルでもある。」

そして、デイヴィッドは大きなトライをするーー
これまでミュージカル作品で2度タッグを組んだAlex Timbersをプロダクション・コンサルタントとして迎え、『AMERICAN UTOPIA』を引っ提げてブロードウェイ・ショウに進出したのだ。

ケーブルやモニター、アンプ、マイク・スタンド、キーボード・スタンド、ドラム・ライザーなどが一切姿を消したステージ。
舞台のどこからでも出演者が自由に出入りできる細い鎖のカーテン。

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デイヴィッドはもとより、ドラマーやキーボード奏者を含む全てのバンド・メンバーが、楽器をそれぞれの身体に固定(装着)し、フォーメーションを組み、行進し、舞い、踊り、飛び回る。

不要なものを一切削ぎ落としたミニマルな空間は、それ故に観客の視線を舞台上のミュージシャンの演奏とパフォーマンスに惹きつける。

セットリストには『AMERICAN UTOPIA』の他、「Once In A Lifetime」や「Burning Down the House」など、トーキング・ヘッズ期の代表曲も組み込まれ、9か月に亘り世界27か国、計150公演以上行われた。
そのライヴ・パフォーマンスについて、かのNME誌も「史上最高のライヴ・ショウ」と絶賛。

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憧れや苛立ち、願望や恐怖、そして可能性という名の希望。全てを内包しつつも理想郷へと続く道を照らしたアルバム『AMERICAN UTOPIA』と、ライヴという表現形態の可能性を更に広げて見せた『AMERICAN UTOPIA ON BROADWAY』――ミュージック・パフォーマンスが辿りつくべき完成形のひとつといっても、決して過言ではないだろう。

<映画情報>
映画『アメリカン・ユートピア』
全国上映中!絶賛の嵐!

2020年製作/107分/アメリカ
原題:David Byrne's American Utopia
配給:パルコ

<音楽作品情報>
『AMERICAN UTOPIA ON BROADWAY (ORIGINAL CAST RECORDING LIVE) [2LP VINYL] / アメリカン・ユートピア・オン・ブロードウェイ(オリジナル・キャスト・レコーディング・ライヴ)』

最新アルバム『AMERICAN UTOPIA』のライヴ・パフォーマンスがブロードウェイに進出!スパイク・リー監督によって映画化もされた、現代音楽の最高峰によるミュージック・パフォーマンスの理想郷――人類によるライヴ・パフォーマンスが生み出す無限大の可能性がここに。

【CD1】
01. Here (Live)
02. I Know Sometimes a Man Is Wrong / Don't Worry About the Government (Live)
03. Lazy (Live)
04. This Must Be the Place (Naïve Melody) [Live]
05. I Zimbra (Live)
06. Slippery People (Live)
07. I Should Watch TV (Live)
08. Everybody's Coming to My House (Live)
09. Once in a Lifetime (Live)
10. Glass, Concrete & Stone (Live)

【CD2】
01. Toe Jam (Live)
02. Born Under Punches (The Heat Goes On) [Live]
03. I Dance Like This (Live)
04. Bullet (Live)
05. Every Day Is a Miracle (Live)
06. Blind (Live)
07. Burning Down the House (Live)
08. Hell You Talmbout (Live)
09. One Fine Day (Live)
10. Road to Nowhere (Live)
11. The Great Curve (Live)

『American Utopia / アメリカン・ユートピア』

14年ぶりのソロ・ワークス。
ブライアン・イーノ、ロディ・マクドナルド(The xx, King Krule, Sampha, Savages) らとともに作り上げた、まさに現代音楽の最高峰が今ここに。

01. I Dance Like This / アイ・ダンス・ライク・ディス
02. Gasoline And Dirty Sheets / ガソリン・アンド・ダーティー・シーツ
03. Every Day Is A Miracle / エヴリ・デイ・イズ・ア・ミラクル
04. Dog's Mind / ドッグズ・マインド
05. This Is That / ディス・イズ・ザット
06. It's Not Dark Up Here / イッツ・ノット・ダーク・アップ・ヒア
07. Bullet / バレット
08. Doing The Right Thing / ドゥーイング・ザ・ライト・シング
09. Everybody's Coming To My House / エヴリバディーズ・カミング・トゥ・マイ・ハウス
10. Here / ヒア


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