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#10 続・縁故を紐解く「きょうだい枠の正体」(小学校受験)

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2022/9/4 リライト
2023/9/23 追記

 小学校受験は「親の受験」と言われます。
 中学受験も親の受験と言われますが、小学校受験のそれとは大きく異なります。中学受験が親のサポートが必要との主旨であるのに対して、小学校受験は親自身が合否の直接的な対象となっているからです。

 親だけが良くても、お子様だけが良くても、ご縁を頂けないのが小学校受験です。本noteでは、その二つの要素による考査を、徒競走に例えて表現しました
 親が出身、兄姉が在校生でまさかの不合格。模試や教室で常にトップクラスのお子様がまさかの不合格。「落ちるのに理由はない」と言われる小学校受験ではありますが、落ちるべくして落ちてる場合があるのも否めません。

 また、「子供は秋に伸びる」とはお受験産業の常套句ですが、個人的には子供は常に伸びていると思ってます。
 秋に伸びたと感じる場合、それまでの長い積み重ねが、ようやく水面に浮上して来たに過ぎません。成長曲線のカーブがぴったり10月に来るお子様ばかりとは思えませんから。
 その言葉を鵜呑みにして、直前期に期待しずぎたり、がっかりすることは禁物です。直前こそ、焦らずコツコツを続けるのみです。追い込んでメンタルを崩すことだけは避けたいです。

 一方で、急減に伸ばせる力があります。それがご両親お二人の親力です。
 9月からの2ヶ月、伸ばすべきはお子様でなくお二人の親力です。お子様の力を10%伸ばすことより、親の力を20%伸ばす方が簡単であり可能です。
 本noteをお読み頂ければ、親の準備不足がどれだけお子様を追い詰めるかご理解頂けると思います。
 Twitterで配偶者の愚痴を呟くのは構いませんが、リアルではそのような諦めや投げやりは決してなさらないで下さい。

 前置きが長くなりました。それではお受験徒競走の開幕です。 

※始めての方はこちらからどうぞ


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