見出し画像

日課の過渡期

15分を15日。

日課となる物事の定量の目安だそうである。

なんでも上記は脳科学のエビデンスがあるそうで、日課になるには15分を15日続ける必要があるという。続ける必要があるというと語弊がありそうだが、結果的に15日続いていた、というのでも良さそうだ。

スマホなんかはそのいい例で、スマホを手にして数年経つ人類は、見事にその中毒性に侵されていると言わざるを得ない。かく言う私も、駅のエスカレーターの登る、ないし降るほんの十数秒でも寸暇を惜しんでスマホを取り出してはロック解除、スマホと睨めっこをしている。ふと気づくと特に何も用があるわけではない。

家の冷蔵庫を何が欲しいかわからないにもかかわらず開けてしまう感覚と似ているのかもしれない。冷蔵庫を開けて、何を取ろうとしたか忘れた、と言うのは、もしかしたら単なる習慣だったのかもしれない。

最近まさに日課になりつつあるのは朝の散歩である。サムネの写真は家から40分ほど歩いた公園のものである。往復一時間二十分かけてこの公園に行く事もあれば、全く別のところに行くこともあるが、大抵約一時間の散歩を楽しんでいる。

この約二週間、ほぼ毎日歩いており、先週の歩数は約12万歩、その前の週は約14万歩であった。そのせいか、とても疲れてほとんどで歩かない日もあったが、1日平均1.7~2万歩をキープしている。

歩くのは好きだったが走るのは苦手で、朝に走ったり歩いたりするのがこんなに気分の良いものだと気づいたのは今年の12月に入ってからである。今まで運動不足の解消をジムやプールでしようとしていたが、多少洗濯物が増えるだけで、無料で(!)しかも1日のスタートダッシュを切れるこのコスパの良い、かつメリットしか無い運動を日課とするのに、なんの躊躇があろうか。

冬の気温の低いこの時期、血の巡りも良くなり、早起きもでき、心地よい空腹感とともに運動後の朝食を取れる。なんと素晴らしい習慣!

寒い時期だけでなく、年中この素晴らしい習慣を続けていくとともに、この習慣の良さを伝えていきたい。

おかげでお腹周りもだいぶスッキリするようになった。

歩いていると色々なものが目に飛び込んできて刺激にもなるし、聴きたいラジオも聴けるし、時にはオフにして考え事もできれば、自然の多いところでは風のそよめき、鳥の歌声、都内でも静かな空気を味わうことができる。

朝ならでは空気感は、朝方の人間にとって病みつきになる好物である。

朝が苦手な方も、夕刻にでも散歩をしてみてはいかがだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?