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『あなたにとって働くは何色ですか?』働き方を考えるカンファレンス2019レポート

2月20日に行われた、働きやすい社会づくりを目指す一般社団法人at will work主催「働き方を考えるカンファレンス2019」。
今年は「働くをひも解く」を大テーマに、今をときめく様々な業界の方々が登壇し、トークセッションが行われました。

「働く」という言葉には、暗い色や明るい色など様々なイメージがあると思います。
多様な情報が溢れている今、私たちウーマンズメンバーは明るさを直接求めに足を運びました。
『目的』という言葉はどの状況にも当てはめて考えられるように、カンファレンスの大きな意味のなすキーワードでした。
今回は参加したメンバーの感想を中心にレポートをお届けします。

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現在の就活は、受験の時と同じように偏差値が概念としてあてはめられ、傾向と対策で成り立っている。

本来の就活の意味は、「企業のことを知りたいと思っている学生」と、「あなたのことを知りたいと思っている企業」とのコミュニケーションから‘‘Fit‘‘見るもの。リアルディアの前刀氏も述べていたが、エントリーシートを書き、1日だけのインターンシップ、2,3回の面接だけでは分からない。

そんな中で、ソフトバンクは3項目にフォーカスして採用しているという。

①地頭 ②人間力 ③ソフトバンクにFitするか

地頭を面接で測ることは難しいが、質問に対する答えだけでなく、その答えの理由に注目している。例えば、なぜその人を尊敬しているのか、なぜその活動をしたのかなど答えの背景をクリアに説明できるか。

2つ目の人間力は、質問に対する答えや背景から見えてくる人間性、リーダーシップ、この人と働きたいと思わせる魅力。

3つ目のソフトバンクにFitするかという点は、IT企業であり、扱っている商品が、ガラケーからスマホに変化したように、‘‘変化”を楽しめるかどうか。

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大学生活の過ごし方は人それぞれだと思うが、就活前に少しでも自分の人生、未来を考える機会を持つと自分に合った企業、仕事を見つけやすいのではないかと感じた。それと同時に、日本の大学生は数年後社会で働くにも関わらず、社会から遠いところで生活しているように思えた。

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2,3ヶ月の就活で決まってしまう初めての就職先。自分に合った企業、やりたいことを短期間で決めるのではなく、1,2年生の頃から少しずつ考えることができればアンフィットな企業に就職してしまうことは少なくなるのではないか。

もしスタートダッシュで失敗し、自分には合ってない、自分のやりたいことと違っていたとしても腐らずに仕事をしていれば、次第に自分に合ったものが見えてくる。今は転職、フリーランスや副業といった選択肢もあり、終身雇用という安定がなくなった反面、人生の選択肢が増えたと希望を持っていいのではないか。

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大学生活で出会う友人や仲間は、「やりたいこと」「就職」「これからの自分」「生きがい」が分からないと悩んでいる。自分が進みたい道がボヤける中で歩き続けることは不安で、やる気さえも失ってしまう。私のように『働く』が暗い色を持っている人は少なからずいるだろう。

今回のカンファレンスでは、今を見つめながらキラキラした未来をキラキラした目で話す方々に出会うことができた。

「働く環境」のセッションでは『働き方改革=生き方改革』を、
「労働の制度と文化」では『企業の関係する者すべてが求めるモノ・目的・精神面etc.』を、
「日本人の働きかた」では『長時間労働』『日本だからこその利ある働きかた』を、
「労働法」では『社会変化に応じた法のあり方と目的』を、
最後の「日本型雇用」の講談では『日本学生と労働市場の関係性』『日本特有の労働の在り方』『労働市場における格差』等を知り、考える時間となった。

どれも現状を様々な視座で見て考え、『在りたいようにあるため』に動いていると感じられた。

(文・構成:鈴木メリエム・吉田響、編集:大山友理)

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