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むかし書いた韓国コラム #956

 旅行予約サイトのエクスペディアの調べによると、日本を訪れる韓国人観光客は多くの都市を訪れるのに対し、韓国を訪れる日本人観光客はほとんどがソウルに集中していた。韓国人の日本旅行での訪問地は大阪が25%で最も多く、東京と沖縄が各20%、福岡と京都が各10%とばらつきを見せた。これに対し日本人の韓国旅行での訪問先はソウルが75%と圧倒的で、釜山が15%、仁川と済州が各5%、大邱が1%となった。確かに、日本だと地方に行っても韓国人の姿を見かけるが、韓国ではソウルを離れると日本人を見かけることは少ない。
 
 旅行客にとっては言葉の面もあり地方は敷居が高いかもしれないが、ソウルの観光公社では各地の日本語のパンフレットもそろっており、情報収集はそれほど難しくない。地方にも見どころは多く穴場もいっぱいある。日本からの旅行客にももっと地方に足を伸ばしてほしいところだ。

【解説】
 そもそも韓国の地方へは日本から直接アクセスするのが困難でソウルか釜山を経由してから向かうことになるため億劫になってしまうのかもしれない。最近は日本と韓国の地方空港を結ぶ空の便も増えており、地方に足を伸ばすリピーターも増えているようで、地方旅行好きとしては心強い限りだ。

(初出:The Daily Korea News 2017年4月13日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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