むかし書いた韓国コラム #380

 日本でも話題になっている「KARA」の分裂騒ぎ。韓国は女性グループ全盛時代を迎え、日本でも彼女たちは「新韓流」として新たなブームを巻き起こしているという。少女時代やワンダーガールズなども人気だとか。AKB48ですらわからないおじさんに成り果てた筆者としては、どれを見ても区別ができない。少女時代はメンバーが9人もいるという。よほどの関心がなければ全員の名前と顔を覚えることなどとてもできそうにない。

 日本で「おニャン子クラブ」が流行ったのは25年前。会員番号をそらんじテレビに熱中していた当時の筆者は、「区別がつかない」と言う父に一生懸命説明したものだが、いまになれば親父の気持ちもよくわかる。

 その親父から来たメール。用件を書いた最後に、「少女時代の○○ちゃんはイイネ!」とあった。70歳を過ぎそんなものに関心を持つとは思ってもみなかった。「新韓流」恐るべし。

【解説】
 韓国のアイドルグループのメンバーの名前を覚えていたのはS.E.S.とかFin.K.L.くらいまでか。自分の年齢を考えれば、いつまでも10代の女の子に熱烈な関心を持ち続けるのもどうかと思うし、ある程度の年齢でアイドル好きを卒業するのも自然な流れなのだとは思う。

(初出:The Daily Korea News 2011年1月26日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?