むかし書いた韓国コラム #461

 10月9日は「ハングルの日」だった。留学時代にはこの日に徳寿宮に集められ「外国人ハングル百日場」なる韓国語による作文コンテストに参加させられた。テーマに沿ってエッセーか詩を書くのだが、当時の初級レベルの韓国語ではまともに書けるわけもなく、時間を持て余すだけだった。

 その後、韓国語はそれなりに上達し、インターネット時代になり掲示板への書き込みやチャットなどで鍛えられたが、日常生活においては韓国語での会話や読解の機会は多いものの書く機会は少ない。筆記の能力を維持するのは意外に大変だ。最近は掲示板への書き込みやメールで韓国語を使う際には、書き上げた後にいったん翻訳サイトを通してミスのチェックをしているが、毎回必ずミスが見つかる。

 「外国人ハングル百日場」はテーマが当日発表されるぶっつけ本番スタイル。しかも手書きなので翻訳サイトでのミスチェックもできない。来年の「ハングルの日」には腕試しも兼ねて挑戦してみようか。

【解説】
 韓国企業で働いていた時は報告書などを韓国語で作成しなくてはならずそれなりに鍛えられたが、エッセーや詩のようなものを書けるかというとちょっと自信はない。

(初出:The Daily Korea News 2011年10月11日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?