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歌縁2023 (中島みゆきカバーライブアルバム)

フライングゲットという言葉を聞くと、
AKB 48の楽曲を思い出すようになっていますが、
まだネットで音楽を買うことがなかった時には
CDを発売日前日にGETするという意味で
フライングゲット=フラゲという言葉を使っていて
フラゲは、音楽ファンが新作を聴く楽しみと直結していたような気がします

なぜフラゲの話から始めたのかと言いますと
明日は中島みゆきカバーライブアルバム『歌縁』の発売日で
本日見事にフラゲすることができたからなのです

中学生や高校生の頃は
オリジナルアーティストがオリジナル楽曲を歌うことが
何よりもいいもので、カバーは邪道だと思った時もありました
けれども、今は随分と自分の楽しめる幅が広がって
いい音楽を届けようとするいいアーティストが
カバー曲を奏でれば、それはそれで素敵なことだと考えるようになりました

『歌縁』はそんな期待に答えてくれる素晴らしいアルバムで、
山本彩さんの『たかが愛』は澄んだ声で、かつ最後のサビでは
中島みゆきのようなこぶしも入っていて、ぐっとくるものがあったり
サニーデイの曽我部さんの『永遠の嘘をついてくれ』は、
まさかの吉田拓郎と中島みゆきが共演したつま恋バージョンを彷彿させるような、アコギから始まるバージョンで、これまた絶品でございました

あとは、ブックレットには各アーティストの想いが、
中島みゆきさんの楽曲への想いが語られていて、
これまた読んでいて、人の気持ちが乗った演奏は素晴らしいものだと
改めてきづかされたのでございました

いいアルバムで、何度も聴きたい
そう思える音楽で溢れていました

そしてカバーを聞くと、本家の中島みゆきバージョンの良さが
前よりもわかるような気がしたのです


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