三代目マイクロソフトCEO、サディア・ナデラ氏。

『ヒット・リフレッシュ』という彼の著書で、失敗について語っている。

自ら進んで不確定要素に立ち向かい、危険を冒す必要がある。そしてどこかで過ちを犯し、失敗に気づいた時にはすぐに行動を起こすことも忘れてはいけない。それは、鳥が飛び方を学ぶのに似ているかもしれない。鳥も、飛び方を学び始めた頃は、ばたばた羽ばたいたり地面を走り回ったりを繰り返している。飛んでいる姿は美しいが、飛び方を学ぶ姿は美しくない

社会人で程度の年数を同じ部門で過ごすと、仕事に慣れてくる。

失敗することが当たり前ではなくなってしまう。

本来、人間は生まれてから、失敗を重ね、何かを学び続ける。

けれども、大人になると、失敗することを避ける。

失敗することが、かっこいいことではないから。

失敗する姿は、美しくないと思い込んでしまっているから。

本当は生まれてから、そういう姿を繰り返して、今があるはずなのに。

ナデラ氏がいうように、「飛べる鳥」は、不器用なまでに地上で失敗を繰り返す「飛べない鳥」であったのだ。

その不器用な、醜いと思われてしまうような過程があったからこそ、大空を羽ばたく「飛べる鳥」になれたのだ。

社会人になって時間がある程度経った今だからこそ、

改めて不器用に、愚直に何かにチャレンジするこころを思い出そう、

何かを学んでみよう。そんなことを思ったのだ。