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10年目のWORKSHOP AID

WORKSHOP AIDの活動がいよいよ10年目に突入した。
そういえば、我々がどのように発足し、現在に至っているのか、きちんと説明していなかったように思うので、改めて、その経緯を明らかにしたい。

そもそもの発端は、キリスト教を背景に持つワークショッププランナー・志塚と、僧侶でありファシリテーターの中島が、チャリティ・ライブ「LIVE AID」のような収益金を人道支援に充てられるような、ワークショップ(対話の場づくり)が出来ないだろうかと考えたのがきっかけである。

「我々がやるのだったら、やはり「宗教」がテーマでしょ!」と話し合い、2010年から各月ペースで「仏教×キリスト教」のチャリティ・ワークショップの実施を開始。当時は、「仏×神」とか「お経×聖書」、「僧侶×牧師」など、仏教とキリスト教の比較から、それぞれの価値観などについて対話するようなワークショップを展開していた。

参加者は、宗教者の方より宗教を持たない一般の方々が多かったように記憶している。「宗教には感心はあるんだけど、お寺や教会に行くのはちょっと…」という方々にとって、あまり抵抗感がなく参加が出来る場として機能していたようで、老若男女問わず多くの方々にお越しいただいた。

2012年からはナセル永野が合流、「仏教×キリスト教×イスラム教」となり扱う内容や規模が拡大。「ISIL(イスラム国)」や「表現の自由と宗教」などの時事ネタで語り合ったり、「寺×教会×モスク」を巡るツアーの開催、「精進料理とハラール料理」を食べる会など、時節に応じてのテーマと対話を試みてきた。

お陰で、募金金額も192,661円となり、宮崎県の口蹄疫被害の義援金や、東日本大震災の復興支援金等に役立てていただいた。

2016年以降は、リアルな場からインターネットでの配信に活動を移し、現在に至っている。

十年一日とはよく言ったもので、この10年で社会の環境も目まぐるしく変わった。我々も20代から30代となり生活環境も大きく変化した。が、こうしてなんだかんだでWORKSHOP AIDを一緒に取り組み続けられるのは本当に幸せなことである。これぞ、神の思し召し!?

これからも、無理なくゆる〜くやっていこうと思うので、どうか引き続きお付き合いをいただければ幸いである。

※WORKSHOP AIDのサイト(もはや過去ログ用!?)
https://workshopaid.wixsite.com/workshopaid

(Text しづかまさのり)

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