16.添い寝

文豪とアルケミストのキャラで30日CPチャレンジ(連続で書くとは言ってない)
史実に基づかないし、文アルに寄せてるかも怪しい、完全個人解釈で好きに書いています。
またCPは日によって変わります。閲覧は自己責任。

本日は川横。

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 一仕事終えた川端が図書館の日当たりの良い所で一息入れようと行ったら、先客がいた。
 横光利一が、読書をしている。足音だろうか、横光が川端に気が付いた。

「川端か」
「利一……」
「あぁ、大丈夫だ」

 会話だけ聞くと全く意味が不明なのだが、2人には通じ合っている。川端は休憩となったので、隣で一緒に読書をしても良いかという問いに、横光が頷いたのだ。
 川端は横光の返事を聞くと、積み重なっている本のうち1冊を手に取り座る。横光も、何も言わずにまた読書に戻る。暖かい日差しのなかで、無言でもゆったりと居心地の良い空気に包まれた。

 どれくらい時間が経過しただろうか。ふと、川端が視線を横光にやると、横光の方はうとうとと船をこいでいた。本日が比較的暖かいからだろうか、それとも昨日は遅かったのだろうか。
 川端がじっと横光を眺めるが、横光の方は気付かず、そのまま瞼が重々しく閉じられる。体の方はゆっくりと川端に寄りかかる形になった。
 人前でこうしてうとうとと眠る事はそう多くない横光だが、川端に対しては気を張ってないのだろうか。時々こうして疲れて眠ってしまう事がある。
 こういう時は川端が横光の部屋までそっと運ぶのだが、本日は川端の方も眠気が来ていた。横光をそっと横たえると、川端もその隣に横たわった。
 少しくらいなら大丈夫だろうと、川端も目を閉じる。眠気は思ったより強かったようで、そのまますぐに意識を手放すことになった。

 結局、夕食だと菊池が2人を探しに来るまで、2人とも起きなかった。
 2人して同じ夢を見たのだが、それはまた別のお話。

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夢の話まで書いてたらめちゃくちゃ長くなるので……夢の内容は安定の宇宙です(?)
新しい星、未知の銀河を探して、放浪というよりは研究者、開拓者なイメージです。勝手に。
あんまりこの2人がその辺に寝っ転がるイメージはないのですが、たまにそういう事があっても良いかなと思いましたw


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