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いちユーザーから見た2023年のMisskeyの変化

この記事は、Misskey Alt Advent Calendar 2023 1日目の記事です。

はじめに

2023年は、Misskeyで色々な変化が起きた年だと思います。特にMisskey.ioは色々な人が参加してきたり、様々なメディアに注目されたと思います。筆者が感じたMisskeyにまつわる変化を色々書いていこうと思います。

筆者の経歴を書いておきます。2021年5月にMisskey.ioへ登録し、2022年8月21日にmsk.ilnk.infoへ本アカウントを移行しました。いくつかのサーバーにアカウントを持っていますが、msk.ilnk.infoのタイムラインを見ていることが多いです。

なお、この記事の執筆にあたり、「分散SNS関連年表」を利用させていただきます。この場を借りてhealth様(@health@pon.icu)へ感謝申し上げます。

ユーザーの加速度的な増加に伴った変化

与謝野晶子とレターパック

2022年10月27日、イーロン=マスクはTwitterを買収しました。この段階からユーザー数が増え始めたと思います。しかしこの段階では、Mastodonのほうが注目されていたと思います。

Misskey.ioに登録するユーザーが急増し始めたタイミングは2023年2月後半から3月前半と、2023年6月後半から7月前半みたいです。

前者の要因として、2月17日頃に「すまほん!」というメディアのTwitterアカウントがMisskey.ioについて言及したことです。その後、2月28日にTwiiterでトレンド入りしました。この頃は与謝野晶子と「レターパックで現金を送れ」「はすべて詐欺です」といったカスタム絵文字が注目されていた気がします。

実際、タイムラインでも与謝野晶子がParty Parrotのように回るリアクションがつけられたり、レターパックのリアクションがつけられたりしていた記憶があります。

まあ、与謝野晶子はネットでミーム化されている感じなのでわかりますが、レターパックはなんであんなに流行したんでしょうね。語呂が良かったのか、赤い文字が印象的だったのか…

また、なんでMisskey.ioに与謝野晶子のカスタム絵文字が入っていたんだろうと、今でも疑問に思います。昔の自分もそんな事を言っています。

与謝野晶子がioで流行ったきっかけってなんだろう?
2023/2/22 19:27:13

https://msk.ilnk.info/notes/9bj3ib9hz8

ちなみに筆者は、2月25日に与謝野晶子のノリについてどう思うかというアンケートをしていました。筆者のフォロワーに新規の人が少なかったということもあり、半分くらいはあまり好んでいなかったみたいですね。

にゃんぷっぷーと藍ちゃん、キャラ化が進んだ鯖缶と開発者

2023年5月12日、イーロン=マスクがTwiiterをXにすると言いました。7月2日には一時的なレートリミットをかけるといった事が行われました。割と多方面に影響が出てきて、もっと改悪されるのではないかといった不安をユーザーが感じました。

買収当初はイーロン=マスクがTwiiterを良くしてくれると言った期待もありましたが、そんな幻想は木っ端微塵に砕かれました。7月2日頃、Xが居心地の良くない場所になってしまったと考えたユーザーがMisskey.ioにたくさん来ました。これによって、7月5日に新規登録が抽選になりました。

新規登録が抽選になったのは、増え続けるユーザーに対してサーバースペックが足りず、ユーザーの登録を制限したかったからです。ただの制限に終わらず、抽選という形でネタに昇華させたのはすごいと思いました。

この頃になると、与謝野晶子とレターパックはあまり見かけなくなりました。かわりに台頭したのがBlobcatです。Misskeyではにゃんぷっぷーと呼ばれることもあります。

一時期はレターパックと与謝野晶子を見た気がするけれど、今はにゃんぷっぷーになっている気がする。
2023/7/2 17:21:35

https://msk.ilnk.info/notes/9goq9hmwx4

BlobcatはMisskeyで作られたキャラクターではありませんが、ユーザーに気に入られていました。Blobcatは、Blobというキャラクターが元になっています。Misskey.ioでBlobのカスタム絵文字がなかったわけではないのに、なぜBlobcatだけが注目されたんでしょうか。もっとBlobを愛せ。

この頃の流入には、イラストレータが多くいたと思います。そのため、タイムラインでアニメやゲームのキャラクターのイラストを見かける機会が増えた気がします。

それに伴ってか、Misskey.ioの実質的な顔だった村上さんと、Misskeyの開発者であるsyuiloさんのアイコンになっていたキャラクターのイラストが書かれるようになっていきました。また、Misskeyの看板娘である藍ちゃんのイラストも盛んに書かれるようになりました。

もちろん、この三者の性的なイラストも書かれるようになりました。そういったイラストを見るたび、性的なイラストが書かれるほどの需要とそれをかけるイラストレータが増えたんだなと感じ、良くも悪くもMisskeyというコミュニティが変わったことを実感させられます。

Blobcat絵文字の増加

ここまでは、Misskey.ioを中心に見ていきましたが、Misskeyの他のことにも注目していきます。

まず、Blobcatのカスタム絵文字が結構増えたということがあります。作っている人がたくさんいて、結構な種類があるみたいです。しかも、ライセンスを明記しているものもそこそこあり、安全に使用することができます。

これらのカスタム絵文字に関して気になったことですが、絵柄が従来のBlobcatとちょっと違うことです。

これまでもBlobcatのカスタム絵文字はつくられていたのですが、割とBlobcatの絵柄(Blobの絵柄)に寄せたものが多かった気がします。一方、2023年にできたBlobcatのカスタム絵文字は、元々MisskeyやDiscordなどで普及されていたBlobcatとは少しテイストが異なるような気がします。

いい悪いということを言いたいわけではありませんし、元々のBlobcatに似たカスタム絵文字もあります。多様性が広がっていいと思う反面、元々のBlobcatに似せたカスタム絵文字がもっと作られてもいいのになと思うことはあります。

一つ言うことがあるとするなら、Blobのカスタム絵文字がもっと作られるようになるといいですね!

様々な機能の増加

2023年になってから、Misskeyに色々な機能が追加されました。筆者は最新の環境のサーバーを普段見るわけではないので、すべての機能を知っているわけではありませんが、紹介したいと思います。

まずはロール機能です。v13.0.0(01月16日)で実装されました。あるユーザーにロールというものを付与することで、カスタム絵文字の追加などの特権的な機能を付与したり、機能を一部制限したりすることができるようになりました。

このロール機能ですが、柔軟なモデレーションや機能管理の他にも、付与されるロールが面白いというのがあります。例えば、あるサーバーでは「きのこ派」「たけのこ派」というロールがあります。効果自体はないですが、面白い要素だと思います。

次に、ライセンス機能です。v13.10.0(3月22日)で実装された機能です。カスタム絵文字にライセンスを表記できるようになりました。これは、そのサーバーに登録されていないユーザーからも閲覧できるようで、結構便利な機能だと思います。

このカスタム絵文字は外部に使われたくないと思ったとき、それを示すことで避けられるかもしれません。

また、アイコンデコレーション機能もあります。これはまだベータ段階だと思いますが、アイコンの枠の外側にデコレーションをすることができるようです。タイムラインが華やかになりますね。

あとはバージョン名です。2023.x.xxという表記になりました。13.xxから比べると大進化です。おそらく今の西暦を入れたのだと思いますが、今までは小さい数字だったのがいきなり大きい数字になってびっくりしました。

様々なサーバーの増加

ユーザー数が増えたことにより、様々なサーバーが作られました。びっくりするくらい増えました。しかも企業が運営しているサーバーなんてのも出てきました。2022年までのMisskeyで、企業運営のサーバーに関する話を聞いたことがありませんでした。2023年には、企業が運営しているサーバーがいくつかあります。

サーバーがたくさん増えたとしても、それらのユーザーとつながることができるというのが、ActivityPubのメリットだと思います。自分のコミュニティにいながら別のコミュニティのユーザーと交流できるというのは、いいことだと思います。

とはいえ、たくさんのサーバーが出てくると、自分が知らないサーバーだらけになってしまい、変わってしまったのだなと思ってしまいます。join misskeyを見たとき、そう感じてしまいます。

まとめ

Twiiterの不調で人がMisskeyに集まり、様々な変化が起きました。色々忘れていることも多いですが、これからも楽しくやっていきたいものです。

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