(全文公開)アフターコロナが近づいた今だからこそ考えるコロナがもたらした人の様相

今日(12月1日)の朝刊で米バイオテクノロジー企業のモデルナが新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可を求めたという記事が出された。ファイザーに続き二例目とのことで、ようやくこの混乱にお終わりが見えてきた感がある。思えば、昨年問題として浮上してから1年以上が経過した。この社会が発達した世の中においてこのような問題で苦しめられるとは誰が予想しただろうか?しかし、今後もウイルスによる脅威は地球温暖化と共に続くらしい。考えるだけでも頭が痛くなる。

この1年の間に世の中は大きく変化した。マスクを着用するという日常の変化に留まらず、「マスクを着用する、しない。」というこの二局論が人権問題にまで発展した。そのせいでデモが起きたり、または暴力事件に発展したり。それだけ、我々の自由や権利というのは脆弱なもので、人同士が傷つけ合うというのがいかに簡単に引き起こされるのかということが分かり、人間は動物としての「自分のことを中心に世の中を見る。」という本能が剥き出しとなっている。マスクひとつで人の権利や人に対する義務を無視できるのであるから、知的生命体というのは「自称」の域を出ていないのかもしれない。

さて、教育界であるが今までデジタル化の必要性が叫ばれていたがそれが幸か不幸か一気に進んだ。導入までに色々な議論があったのだが、必要に迫られた時には一気に変わる。社会変革とはこのように起こるのかと驚いた。世の中の多くの議論は議論をすることが目的となっているような気がする。

ワクチンが開発された今、私たちは次のステージに備えなければならない。このコロナ禍でそれぞれがどのように生きたのか?それが問われる日は目の前に来ている。


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世界を旅するTraveler。でも、一番好きなのは日本、でも住みたいのはアメリカ・ユタ州。世界は広い、というよりも丸いを伝えたいと思っている。スナップシューターで物書き、そうありたい。趣味は早起き、仕事、読書。現在、学校教員・(NGO)DREAM STEPs顧問の2足の草鞋。