見出し画像

無知は幸せ「父が娘に語る経済の話。」

読書レビュー 第二弾 2019. 6.26 wed

↓↓それでは、読書感想の世界へどうぞ↓↓

**「父が娘に語る経済の話。」 

ヤニス・バルファキス(著)関美和(訳)**


本の説明

誰しもが、経済を理解して身近に感じてもらうように経済学の解説書とは正反対のものを目指して書かれている。                   「資本」のかわりに「機械」・「生産手段」と言い換えられており、専門用語を使うことなく話が進むので非常にわかりやすい。              特に、SF映画を例に挙げているのでイメージしながら読むことができる。

読む目的

学生から社会人という立場になる前に、経済という概念を理解するため。 
そして、自分の言葉で経済を語れるようになる。             
稼ぐことにおいて、経済の仕組みを勉強するため。

気付き・学び

現代の世界経済がもたらす危機、希望を市場誕生の歴史を駆け抜けて理解でき、これから自分たちがもつべき視点・行動を学ぶことができた。

自分で大切な判断をするには、現在の社会を形作っている資本主義の生まれと経済の仕組みが存在するようになった歴史を自分の頭で理解する必要がある。

経済は誰かの手で回っていると思っていたが、自分が今の経済の一端を担っている事実を知ることができた。

重要引用

人間は、自分が何かを持ていると、それを当然の権利だと思ってしまう。自分たちの豊かさが、彼らから何かを奪った結果かもしれないとは思わない。


値段のつかないものや、売り物でないものは、価値がないと思われ、逆に値段のつくものは人が欲しがるものだとされる。「皮肉屋とは、すべてのものの値段を知っているが、どんなものの価値も知らない人間


人間が、利益を追求するようになってから、おカネが手段から目的になった。


集団全体が楽観的なら、楽観的な憶測が現実になる。集団全体が悲観的なら、悲観的な憶測が現実になる。全員がそのことを意識すればするほど、予測した未来が現実になる可能性は高まっていく


通貨は信頼されないと機能しない。そのためには通貨の交換価値がこの先もずっと維持されるとみんなが信じていなければならない。


硬貨や紙幣が価値を持つのは、すべての場所でそれを受け入れる法的な義務があり、硬貨や紙幣がこれからも価値を持ち続けると信じられる時だけだ。


本物の幸福を味わえる可能性のある人生とは。何者かになるプロセスだ。
つまるところ、満足と不満の両方がなければ、本物の幸福を得ることはできない。満足によって奴隷になるよりも、われわれには不満になる自由が必要なのだ。


真の民主主義の前提は、誰しもが経済についてしっかりと意見を言えることである。


「君には、今の怒りをそのまま持ち続けてほしい。でも賢く、戦略的に怒り続けてほしい。そして、機が熟したらそのときに、必要な行動をとってほしい。この世界を本当に理にかなった、あるべき姿にするために。」


これからのAction!!


金銭取引する際に、経験価値で取引していると意識する。

物事を経験価値で捉えれる視座を身に付ける。

経済の仕組みや、議論を周りの人たちと積極的に行う。

経済、生活水準の格差問題の実態を勉強する。

世界基準から見て日本経済の現状を把握する。

読了時間 まとめ時間

・読了時間 5時間   
⇒次は90分で読み切る
・まとめ時間 130分
⇒次は60分を目指す

読み切るのに4回分割して読んだが、内容を忘れてしまうので、できるだけ1度で読み切る。 分割する場合なら、章ごとにまとめを作る。

この調子だと1週間に一冊のペースになる。もう少しペースを上げて、アウトプットの量を増やす!!!

目指すは、1週間で2冊!!
1週間で2冊、1か月で8冊読む

=1年で96冊を目指す!!!!

ほいじゃ!


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?