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買ってよかった大正解ジュエリーと、今後のウィッシュリスト


ジュエリーが大好きだ。

初めてハイブランドのアクセサリーを身につけたのは、高校1年生の時だった。

当時、私よりひとつ年上の彼氏が、学校帰りに私をバイクの後ろに乗せて、地元のデパートのティファニーに連れて行ってくれたのだ。

なんの予告も準備もなく、生まれて初めて足を踏み入れるティファニー・ブルーの店内。
私は混乱するばかりで、真っ赤な顔で彼に促されるままガラスケースを覗き込んだ。

彼がアテンドしたのはもちろんシルバーアクセサリーのコーナーで、当時は大体1〜2万円の価格帯だったと思うのだけど、当時の私にとっては本当にキラキラ輝いて見えた。

彼はダイヤが入ったものや大きなチャームのものを勧めてくれたけれど、私が指さしたのは、これ以上ないくらいシンプルなネックレスだった。

「ティアドロップですね」

と女性の店員さんは微笑んだ。

初めての彼氏に買ってもらうネックレスが「ティアドロップ(涙の雫)」なんて、なんだか縁起が悪いかしらとも思ったが、当時の私はすでに「この人とは結婚するわけではないから、いずれは別れることになる」とわかっていた。

彼は慣れた素振りで「着けていきますから」と店員さんに告げ、私の後ろに回って、そのネックレスをつけてくれた。第二ボタンまで外して広げた制服のシャツのなか、それはころん、と収まった。

今ではもう黒ずんで、登場の機会もないのだけど、私はそれをまだ手放せずに持っている。
きっと磨けばまだ光るだろう。

***

それから数年後。大学生になった私は、再びティファニーを贈られ、カルティエを贈られることになる。

当時は「AHKAH」とか、「agete」とか、「ete」というブランドの華奢なアクセサリーが同世代の間で流行っており(※今もある)、特にAHKAHが好きで結構集めたが、今はほとんど登場することはない。

スタイリストさんや、ジュエラーのスタッフさんがよく「大人になるにつれて大ぶりのものが似合うようになる」と言っていたけれど、確かに30こえてから華奢なアイテムよりある程度存在感のあるものがしっくりくる。

そんなわけで、たくさんのジュエリーが私の手元に集まり、あるものは長く愛され、あるものは売られて行った。

今回は、そんな中でも、私が「これは手に入れてよかった!大正解だ!」「ずっと愛用するぞ!」と思っているお気に入りたちをリストにしてみた。

おばちゃんになっても大切に使える一生ものジュエリーを探している人、自分へのご褒美に何か素敵なものを買ってあげたいけど何が欲しいかわからない人、そして誰かに素敵なものをプレゼントしたい人、の参考になったらとても嬉しい。

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◆ティファニー

まずは冒頭でも紹介したマイファーストジュエリーのティファニーから。

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