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あなたは大丈夫?日用品に毒性のある有機フッ素化合物(PFAS)が使用されているかも?


2020年11月、岐阜県各務原市市民の約7万人へ水道水を供給する三井水源地(JR那加駅、名鉄各務原市役所前から徒歩約20分)から、国の水質管理目標設定項目の2倍に相当する毒性のある有機フッ素化合物の一部(PFAS)が検出された事件を受けて、10月21日に三井水源地の周辺住民約130名を対象に血液検査が行われました。

その検査をした医療機関のひとつが、みどり病院(岐阜県岐阜市)だと薬局へ出入りする業者さんから話を聞けたので、今日は日用品に使用されている可能性がある有機フッ素化合物について書きます。

PFASはフッ素と炭素を含む化合物がくっ付いた物質なのですが、フッ素と炭素がくっ付いた物質は分解され難いから、自然界では主に水に蓄積されている事が科学論文で指摘されています。また人体にも蓄積されやすい物質とも言われています。
PFASは地球上に1万種類以上あるとされています。近年では、学術レベルでPFASうち2種類が健康被害があると注目されいます。

それは、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)とペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)です。
2種は水や油を球状にしてはじく優れた性質があります。この性質を利用して消化器や自動車、建物のフローリングなど多岐に渡って使用されています。
その中でも今回の記事は、ありふれた日用品に使用されている毒性のある有機フッ素化合物にクローズアップします。

日用品では調理食材が粘着しないコーティングをされた調理器具(フライパンなど)、防水スプレー、防水加工のある衣料品、アウトドア用品にこれらが使用されている可能性があります。

日本だけではなく世界中で毒性のある有機フッ素化合物の水質汚染や人体への影響が社会問題化されています。それで別のフッ素樹脂が用いられるようになっています。
しかし日用品を選ぶ際は、商品ラベルや説明書に『ペルフルオロオクタン酸』と『ペルフルオロオクタンスルホン酸』が原料に含まれていないかを確認して下さい。

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