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最終面接で落ちかけた会社に入ってから、3ヶ月目が過ぎまして。

突然で驚く人も多いと思うが、今、自分は都内の会社で働いている。
(フルリモートなのでほぼ会社に行ってはないけれど。)


1年前の自分を知らない人には「ん?」となる一文かもしれないが
それよりも前の自分を知っている人からすれば、
そんなに違和感はないと思う。
(むしろ普通に(?)驚いているんじゃないだろうか。)


端的に言えば、2020年6月以前の自分は、全く就活をする気がなかった。

1年ほど前の自分は全くもって就職をするつもりがなく、
予定していた留学ができなくなった変わりに「就活1mmも考えてないけど何か質問ある?」というイベントを開いていたくらいには、
本当にやる気がなかった。

「日本の就活」というものに違和感を感じすぎて、
自分から跳ね除けていた、といってもいい気がする。


そんな自分だったが、昨年6月中旬、
諸々の事情で「就活」とういものを始めた。

本当に何の準備もしていなかったし、
やっぱり日本の就活には違和感があったので
こだわりを持ってかなり独特な就活をしていた方だと思うが、
がむしゃらに進んでいる中で、たまたま、今の会社を知った。


ログを振り返ると、1年前の7月10日。
「就活」を始めて3週間経ったくらいの時だ。


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他の会社さんと同じように日程調整をしてもらい
当日、ズームのリンクにアクセスし、お話をしに行った。

が、この1回目の"面接"から、今の会社は全然違っていた。

何がというと、

・ガクチカなど就活トーク的なものは向こうから聞かれなかったし、
・(最後まで一貫して)会社の志望理由も聞かれなかったし
・ある社員の人とは贈与の話とか資本主義、NPOの話をして盛り上がったり
・中には「この1時間何話したいですか?」という時間設計から委ねられてスタートした会もあったり

「はて 就活の面接とは。」
という嬉しい疑問が湧いてくる、そんな就活フローだった。

毎回の面接の後には、メールでの結果通知に加えて、FBをがっつりしてくれていて、「学生としっかり向き合ってくれる会社さんなんだな」と、毎回しみじみ感じていた。

それまで受けていたどこの企業さんよりも、群を抜いて「人と向き合う」を徹底している、そんな強烈な印象を持ったことを記憶している。


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社会人3ヶ月目が過ぎたつい先日、
「実は最終面接が一発では通っていなかったらしい」ということを知った。

ではなぜ今自分はここにいるのか:
どうやら、それまで自分と話をしてくれた(="面接"をしてくれた)社員の方の何名かが「もう一度チャンスを!」と直談判をして、「じゃあ、あと2人と話してもらおうか」となり、追加面接が組まれたらしい。つまり、最終面接後、さらに2回面接してもらったというわけだ。

思い起こせば、追加面接の前に人事面談が組まれ、「なぜあと2回面接を設定することになったのか、自分のどういう性質を懸念として持っているのか」という説明もしてもらっていたりしていた。
(今カレンダーを振り返ったら、1時間喋ってもらっていた...)

当時、不安半分、面白さ半分で「なんか面白い展開になったな...」と感じていたが、1年越しにその事情を知って「なるほど」と納得した。

追加面接では、役員の方2名とお話しさせてもらった。

そこで無事(?)OKをもらい、今ここにいるというわけだ。


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自分にとって大切なこと=自分が生き生きできるかの大事なファクターの一つは、所属する「場/環境/人」だと思っている(当時も今も)。


そんな自分にとって、
社員の方とのお話し(="面接")が、
伺って話してもらった、入社理由が、
面接の後の丁寧なフィードバックが、
採用という重要な局面で、トップダウンの判断ではなく合議制で決めている、その会社の文化(当時の自分の言葉で言うなら"偉い人たち"の価値観)が、
とても刺さった。


今の自分に、超具体的な「なりたい像」が見えているわけでもないし、
3歩くらい先の未来の自分がどんなことをしているのかすらも分からないけれど、とりあえず、今、一年前の自分の意思決定には満足をしている。


今まで自分が所属してきた「場」とは、かなり違う場所、違う文化、そしてより多様な価値観の混ざり合う場所で、「会社」「仕事」向けの自分を新しく生成中ーーそんな感覚を、今、持っている。


元々を辿れば、2年前の自分は大学院に行く気しかなかった。

その自分が社会に出ようと思った理由の一つに「環境が変わることで、触れる情報や重要な情報が変わってくる→強制的に(?)視野が広がる=自分の中の当たり前が無理なく広がりそうだから」というものがあったのだが、それは確実に発生している模様だ。



個人的には、『なにをしているのか』の前に、『どんな人がいるのか』『どんな価値観の"場"なのか』をみてみても、もらいたい。

そんな思いを込めて、
自分の現在の所属、「株式会社リブセンス」を、
紹介してみたいと思う。



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▼らしさ全開の企業ブログ。いい意味で考えさせられる。
みんな、3つくらいは"推し記事"に出会えるのではないだろうか。


働く人を応援する」をコンセプトに、新卒採用担当の方が、昨年1年間、
毎日“人”と向き合って、毎日配信をしていたYoutute。

※「なぜ、このチャンネルを始めたのか?」について
話している動画は、こちら


▼本当に聞かれなかった志望理由。
その訳について書かれているnoteがこちら。
(最終面接前にこれを読んで感動した&納得した)


▼今年度の新卒採用担当の方が
”就活生のモヤモヤ対し、先人の知恵を借りながら寄り添う”をコンセプトに始めたnote


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ちょっと変化球な会社説明、どうだっただろうか。
会社の本ホームページに行ってみたいと思った人がいてくれたとしたら、
ぜひ検索して行ってみてほしい。(あえて載せない、というw)

「会社を知る」となると、どうしても「どんな事業内容か」「売り上げはどんな感じか」などで見がちだと思うが、自分の場合はそこら辺はほとんど気にせずに就活して、ご縁をもらって、そのまま入社した。

そんなふうに入っても全然大丈夫なタイプの人間もいるよ、と
会社を知る順番、会社とご縁をもらう際の順番にも、もっといろいろな方法があっていいと思ってる人間もいるよ、と
こっそり発信してみたい。

就活市場での認知度は高くないかもしれないけど、
(自分も就活するまで知らなかったしなと...)
このnoteきっかけに知ってくれる人が増えたらいいな~と思いながら、
文章を締めたいと思う。


今、就活で頑張っている人へ。

一応、就活を(自分なりに)がむしゃらにやった一人として。

普通じゃないことも全然起こりうるし、
昨日知らなかったものを、今日何かの弾みで知って
ご縁がつながることもあるんだな、と
自分はこの就活で感じました。

もちろん、人それぞれの就活が存在していると思います。

「こんな選び方もあるんだ〜」くらいの感覚で読んでもらえたら嬉しいなと思っています。

『人生の選択に"正解"はない。』
という言葉、自分は結構耳にします。そして結構好きだな、とも思います。

今の自分の感じる心の声(感覚値)も大切に
お互い、「自分の選択」を、正解にしていきましょう。

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