行動展示に関するいくつか目のいくつかの考察

この文章は行動展示に関するいくつかの考察 Advent Calendar 2017の12/5分参加記事です。

行動展示/kikiの内容はこちら

深い考察を書くと己の浅さがバレる為、適当に書いてます。


自己紹介から。をわ(@wowa__nz)です。一応零狐春とAnotherVisionをしています。最近は創作する気力が失われてしまい活動は下火になってしまっていますがいずれ頑張っていきたいです。


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「行動展示」には4つの空間があり、5つの立場が存在します。1つ目の空間にいる人、2つ目の空間にいる人、3つ目の空間にいる人、行動展示を作った人、4つ目の空間にいる人です。


この行動展示では、次の空間に進むことはそう難しくありません。僅かな時間か努力・意思さえあれば次の空間に行く事ができます。

しかし次の空間がどのような空間なのかを知るには推測や気付きが必要になります。例えば1つ目の空間であれば恣意的なライトの動きなどから操作している人間の存在を予測することが必要です。この気づきがなければ「次の空間が存在すること」しか分からないのです。

また2つ前の存在を直接干渉・監視することはできません。shiryu君の言葉を借りれば【空間3の人間は、空間2の人間の『空間1の人間に対する行動』を監視している】のです。なので1つ前の存在を経由して間接的に干渉する必要があります。しかしこれはビリヤードのコンビネーションショットのように難しく、ほとんどの人にはできないことです。


さて、3つ目の空間を監視しているのは誰でしょうか?4つ目の空間にいる人ではありません。行動展示の制作者であるkikiです。しかし彼は「行動展示」という枠であり彼の立場になることは私たちにはできません。


4つ目の空間は外の世界でした。ここから監視できるのは3つ目の空間ではありません。それは「行動展示」です。感想を述べたり他の人の考察を読むことで初めて4つ目の空間に存在すると言えるでしょう。4つ目の空間にたどり着いた人は次の空間の存在を知ることができます(それがどのようなものかは推測・気付きが必要になります)。

ではそうでない人は?

行動展示は人を選ぶコンテンツです。強い憤りをもって会場を後にする可能性もあります。なんなら1つ目/2つ目の空間でブチ切れて出て行く人もいるかもしれません。出て行く先は4つ目の空間ですね。


つまり4つ目の空間は、ある人にとっては「行動展示」からの離脱場所であり、ある人にとっては5つ目の空間に繋がる空間となるのです。


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まず、謎を解く人がいます。彼らは右往左往しながら制作者の意図に従いクリアを目指します。

その中から謎を作りたいと思う人が出るのは自然な流れです。彼らは思い思いの謎を作り、プレイヤーを翻弄していきます。

しかし、その謎/謎制作者を批判し嘲笑する人間が存在します。憎っくき謎クラどもです。彼らはパクリ・矛盾・別解・デマ拡散・制作者の性格/容姿/日頃の行い・その他諸々のあらゆる手段を講じその制作者を批判します。批判された人はその意見を取り入れ、修正、迎合し、時間とともに立派な謎クラへと成長していきます。

さて、先ほど「2つ前の存在を直接干渉・監視することはできません」という話をしました。謎クラは3つ目の空間にいます。

つまり謎クラのほとんどは謎制作者のみにしかウケない謎しか作れません。お前らはもうプレイヤーのことが直接見えていません。



......本当か?そんなことはないですね。行動展示との大きな違い、それは「前の空間に戻れること」です。同業者から批判されていることを知りながら、それでも一つ前の空間に戻り、実直に謎を作り続ければ多くのプレイヤーからの反応を得られるでしょう。

このように3つ目の空間まで来たあなたは2つ目の空間に戻ることもできます。3つ目の空間に居続けることもできます。


そこに「謎界隈」という名前のkikiが現れます。そして「次の部屋にどうぞ」と4つ目の空間への選択肢を示します。

今この空間に強い憤りを感じているならはあなたは「謎界隈」から離脱するためにその扉を開くでしょう。もしかしたら「謎界隈」はあなたを監視した結果ここから追放しようとしているかもしれません。もしくは謎界隈を俯瞰することでエンタメ・娯楽・人生といった、より大きな空間の存在に気づいて欲しいのかもしれません。



さて、

---あなたは今どこにいますか?---

---あなたはこれからどこに行きますか?---




---俺は一体何様のつもりですか?---


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・プレイヤーより制作者が上位の存在であるみたいな書き方をしましたが、そこに上下関係があるとは思いません。ありきたりですがお客様あっての制作者です。また謎解き王トーナメント、解神などが人気であるようにトッププレイヤーは制作者以上に脚光を浴びる存在だと私は思います。


・最初に「行動展示」の話を聞いたのはどこかの居酒屋でした。僕が座っていたテーブルにはあまりコミュニケーションに長けた人がおらず、みんなで隣のテーブルの話し声に耳をそばだてながら酒をちびちび飲んでいました。その隣のテーブルでkiki君が「フェスでこういう公演をしたいんですけど...」と話していた内容が行動展示でした。

・初めは「行動展示」と「ブラックボックス展」の違いについて考察しようとしたのですがやめました。結論だけ書くと「ブラックボックス展の展示形態を否定する限り行動展示を肯定的には捉えられない」というのが僕の考えです。論破してほしいので誰かこのテーマで書いて下さい。


・......正直に言ってしまうと、現状「この文章を書く」という創作活動でさえ苦痛であり、かなりのエネルギーを使いました。それでもアドベントカレンダーを書かないかと誘ってくれ、現にこうやって投稿まで至らせてくれたkikiにはとても感謝しています。ありがとう。

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