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共感するってどういうことか?

共感が大事ってよく言うけれど

コミュニケーションにおいては、よく共感が大事なんて言いますよね。

相手が相談してきたとき、ダメだしをしたり、アドバイスをしたり(これやりがち)、最悪なのは自分の話をしだしたり・・・

そうではなく、相手の状況や感情を深く理解してあげることが大事なんだと。

そこまでは分かるのですが、具体的にはどういうことなのか?
相手の言っていることに対して
「うん、うん」
「そうなんだね」
「わかるわー」
と言ってあげるだけでいいのか?

つまり、どのレベルまで共感してあげればいいのか?
上記のことを言っただけでは表面的な共感しか出来ていないと言われれば、そんな気がしませんか?

相手が本当に寄り添ってほしい部分が分からない

まぁ、表面的だと言われようが、しないよりかはいいと思うんですが。

でもこの表面的に共感するって、落とし穴があって、相手が本当に共感してほしい部分が分からないことが多いんです。

なぜなら、理解しようとしていないから。

適当に相手に合わせて、”共感したつもり”って、相手のことを理解しようとしていないんですよね。
その場がよければいい、そんな感じです。

ただ、こちらが表面的に共感して、相手が「この人わかってくれてる」と思わせたとして

でも適当に相槌打っていただけってことが相手にバレたとき

一気に信頼がなくなるわけです。

そうならないためにも、相手の本当の部分に共感するクセをつけないといけないんですよ。

共感とは、相手になりきることである

じゃあどうすれば真に共感できていることになるのでしょうか?

それは、相手が感じたことをそのまま表現できるようになることです。

相手が感じたこと、おそらくこんな感じだろうなーと思えば、それを言葉にするだけなのです。
相手は今、楽しんでいる、悲しんでいる、怒っている、希望に満ちている・・・

そう思ったのなら
「楽しそうですね」
「悲しいんですね」
「怒れちゃいますよね」
「夢に向かって進んでいる感じがワクワクしますよね」
と言葉に出すだけです。

これが真の共感への第一歩です。
要は、相槌だけじゃなく、あなたが相手の話を聞いて感じた相手の感情を、具体的な言葉で返してあげるんです。

上手く表現できないこともあるでしょう。
または的外れなことを言ってしまうこともあるでしょう。
そんなときでも、理解しようとしている姿勢だけは相手に示してみてください。

完全に相手のことなんてわからないのが人間です。
人間ってそれぞれ違うのだから、相手のことなんてわからなくて当たり前。
だからこそ、そんな中で、表面的にではなく、真に相手を理解しようという姿勢が大事なんです。

もしあなたが誰かに愚痴を聞いてほしいとき、
相手はちょっと的外れなことを言ってくるけど、態度としてはこちらのことを本当に理解しようと努めてくれている。
そんなとき、あなたは相手のことを信頼のできない人だ、と思うでしょうか?

思わないでしょう?
むしろ相手が理解できるようにもう少し詳しく、または違う表現で言い換えるはずです。

それは相手が自分のことを理解してくれようとしているから。
その態度だけでいいんですよね。

共感力はだれでも最初は持っていない、身に付けるものである

共感力っていうと、得体の知れない感じがしませんか。
会話力、コミュニケーション力と一緒で、高い人はもともと高くて、低い人はもともと低いと。

私はもともと共感力は低いほうなんです。
人への興味もないほうのため、相手のことを理解しようという姿勢さえありませんでした。

しかしそもそも、他人へ関心がないのは人間の性。
そこに多少のバラつきはあったとしても、根本的には皆同じはずです。

であれば、共感力も誰も高くないわけなので、これは後から身に付けるスキルだと言えるでしょう。
実際、私も後から身に付けました。

本当は他人への興味がないのに、共感力を身に付けて他人と上手くやろうなんて、と思いましたか?

しかしこれで、相手の楽しい感情が満たされるのであれば、不安や悲しみが減らせるのであれば、それはそれでいいのではないかと思います。

多くの人が共感ということを表面的な相槌だけだと思っています。
でもそれだと落とし穴があると。

でも、そうではないことをあなたは最後まで読んでくれることで知りました。

少し姿勢を変えるだけで身に付けられる共感力。
身に付けたほうがお得だと思いませんか?


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