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会話力を一気に上げる方法

話すのが苦手だった。だから話を聞くことに専念した

私は昔から話すのが苦手です。
おもしろい話をしようとしてもたいてい滑るし、何より会話が持たない。
それを自分が話すのが苦手だから、だと思っていました。

会議などで人前で話すとき、次自分の番!と思えば思うほど呼吸が浅くなってきます。

そして、話している間は自分の話をみんなつまらなさそうに聞いている、早く終わらせなきゃ!と焦ってしまいます。

そういったことがあり、話すのが苦手=会話が苦手と思っていたんです。
だから人と短時間ならいいですが、同じ空間で長時間過ごすのは苦痛でした。

なぜならそのときの沈黙が嫌いだから。
そしてその沈黙で、自分の会話力のなさを思い知らされるからです。

だから人と会話するときは、聞き役にならざるを得ません。
話が途切れた時、相手から話題が出てくるのを待つのです。
そのときの間の持たせ方として、リアクションを使っていたのです。

気付けば相手が楽しそうに話をしていた

相手から次の話題が出てくるまでの間を持たせるためにリアクションを使っていました。
そこで相手が、話していた話題の続きをしてくれることもあれば、話題が切り替わることもあります。

しかしとある法則に気が付きました

こちらのリアクションが薄い場合には、相手は別の話題をする確率が高くなり、リアクションが大きい場合には、話していた話題を引き続き話してくれる確率が高くなるのです。
しかもそのときは、相手も再び楽しそうに話し出すのです。

リアクションは超簡単!なのに会話レベルを一気にあげてくれる

そんなことを繰り返しているうちに、こちらはほとんど話さないのに、会話が勝手に盛り上がっていくのを感じました。

そう、会話が苦手なのに会話が盛り上がっていったのです。
そこから自分のスタイルを確立し始めました。
その名もリアクション会話。

聞く力は話す力よりも100倍使える

そもそも人間は話したい生き物。
女性が顕著ですが、彼女たちの会話って、お互いに自分が話したいことを話すだけ、の会話が多いですよね。

A子「最近、こんなことがあってさー」
B子「えー、そうなんだ!私もさぁー」
A子「えー、大変だったねー。私なんてさあー」
とこの繰り返しです。
相手の話は一切深堀せずに、自分の話したいことだけ話し合って会話が成立しているんですよ。

これは傍から見ていると不思議なんですが、彼女たちは全く違和感を感じていません。
そこに話を引き出す役が入ったら、もう相手は話して話して話しまくって仕方がありません。

こちらのことは気にも留めずに話して気持ちよくなって帰っていきます。
男性だって、女性ほど顕著ではありませんが、自分が話したいことを相手に聞かれたら、話してしまうものです。

男性は女性ほど話題が出てこないので、そこは聞き役側が引き出す必要はあります。
なのでどちらかと言えば男性相手の方が、コツをつかむまでは少し苦戦します。

聞き役に徹してくれている、そう分かっていても話してしまう、それが傾聴力

この聞き役は、本当に万能だと思います。
気持ちよく話している間は、相手が聞き役になってくれているなんて気が付くことはほとんどありません。

なぜなら話すことに集中しているから。
自分が話したい話題を話しているときほど周りが見えなくなります。
じゃあ相手が「この人は聞き役になってくれているんだな」と気づいたとしたらどうでしょうか?

これも全く問題ありません。
もし気づかれたときはこう思うはずです。
「この人、自分の話を聞いてくれているんだ。めっちゃ良い人やん!」
印象がブチ上がるだけです。

相手に気づかれても話させてしまう力。この傾聴力こそが会話力を支える根幹なのです。

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