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会話下手な私が会話上手(と言われるよう)になった理由

会話上手への第一歩

あなたは会話に困ったことありませんか?

初対面の人との話題、友達との微妙な沈黙、無理やり取り繕っているような間の持たせ方、尋問みたいな質問の嵐・・・

私も同じでした。
だから会話が苦手。
そんな意識がずっとありました。

好きな女の子とのデートのときには何を話そうか何時間もシミュレーションしていきました。
しかしいざデートに行ってみると、シミュレーションしてきた10分の1程度しか話せません。
仲のいい友達との2人っきりの飲みの席でさえも、どんな会話をしようか悩みました。
だから3人以上になるように人員調整もしました。

しかし、あるとき自分の強みに気づきます。

それは彼氏持ちの女の子の恋愛相談を受けているときのこと。
恋愛経験がないのに恋愛相談を受けて、なんと答えていいのか分からず、ただただ話を聞くことしかできませんでした。

一通り話を聞き終えて、ようやく終わりだなと思ったときその子から言われた一言が
「tomoさんには何故だか何でも話せちゃう」

自分でもそのときは何故だかわかりませんでした。
慰めるようなことも、気の利いた一言も言えてません。
それなのに、その子はなんだか満足していたのです。

これが、私が会話上手になるための第一歩だったとは。

聞き役の話す割合はどれくらいか

聞き役と言っても、ただ黙って聞いていればいいわけではありません。
たまに自分のことも話しつつ、会話の中心は常に相手といったイメージです。

ポイントは”たまに自分の話を入れる”ことです。
こうすることによって相手には「”ちょっと”自分の方が話すの多かったかな」程度に感じさせます。

実際は相手の話す割合が8割~9割だったとしても、相手が「6割くらいかな」と感じさせるのが紳士。

会話の後に、相手に罪悪感を抱かせないためにも押さえておきたいところです。

聞くだけで会話は成立する

イメージはバラエティ番組の司会です。
自分のことはほとんど話さずに出演者に話をどんどん振っていく。
相手が出した情報をどんどん深堀りしていく。

そうやって会話を運営していくんです。

相手が気持ちよく話して終わればミッションクリア。
相手からの好感度は間違いありません。

会話が苦手だと感じている人は「上手い話しをしよう」とか「おもしろい話をしよう」とか考え、自分がそんなスキルもないのに絶望し、そして会話に絶望する。

会話にそんなスキルは必要なく、ただ必要なのは聞く力。
もっと言えば聞き出す力ですかね。

人生を変えるスキルと言っても過言ではない

もともと会話が得意(だと思われている人)は、話す力がある。
もっと言えば、自分のことを話す力です。
今日こんなことがあった、とか、話をオチがつくように構成する力。

会話が下手な人は、そんなスキルがないから会話に自信がないのです。

でも話すのが上手い人はどうしても話したい。
自分の話を聞いてほしい。
そんな欲求が強いんです。

だから聞く力を養おうという発想に至ることが少ない。

でも話すスキルがない人は、この発想に至りやすいのです。
話す力がないなら、聞く力を身に付けよう。

私もその考えで、今に至りました。

そもそも人間は、誰しも自分の話を聞いてほしい生き物です。
話す力がない人にもその欲求はあります。
でもそれを伝える力がなかったり、相手の気持ちを読み過ぎて気を遣いすぎたりする。

それで話さなくなってきます。

だから聞く力を身に付けると人生が変わる。
聞く力は言い換えれば「相手を気持ちよくさせる力」です。

これで人生が変わらないわけないですよね。

会話下手が身に付けるべき最重要スキル、それが傾聴力です。


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