ロボアド? 一見すごそうだけど、絶対ナシでしょ…。

おはようございます、ひらっちです。最近はすっかり夜更新が定番になってきましたが、今日は少しゆったりしたスケジュールなので、久しぶりに早朝に更新しております。

今日の朝もだいぶ冷え込むなぁ~。今は実家(の2階)オフィスで作業していますが、築40年以上の木造住宅なので、断熱が全然機能していない(笑)。こうした不具合も楽しみながら前向きに仕事できるかどうかが、フリーランスの成否を分けるカギだと勝手に思い込んでPC作業をしております。

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■ロボットアドバイザー、あなたは利用していますか?

あらためまして、ひらっちです。今日は「お金」について書いてみたいと思います。

すっかり恒例になってきましたが、今日もネタに困ると取り上げることが多い、日経新聞の記事を引き合いに出しております。

先週の土曜日だったと思いますが、「マネーのまなび」という定番のコーナーでこんな記事が掲載されておりました。

…と、いきなり本題から外れますが、毎週土曜日に掲載されている日経新聞の「マネーのまなび」というコーナーは、お金に関する幅広い情報を掲載しているので、毎回読みごたえがあって注目しています。

「将来お金に困らない生活がしたい」と思っているけど、日経新聞の定期購読はケチりたいという節約優等生(守銭奴)の方は、この「マネーのまなび」だけでもチェックしておくと役立つことが多いと思いますよ。

大学生であれば、大学図書館で読めると思いますし、一般の方なら会社で読むか、同じように図書館で読めば無料ですから。ネットでも無料会員登録すれば月10本までタダなので、こちらを利用してみてもいいかもしれませんね。

…さて、本題に戻りますが、上記の記事、みなさんはどのようにお感じになりますか? ざっくり要点だけ説明しますと、

「最近、利用者に合った運用方針をコンピューターが提案し、預かった資産を自動で運用するロボットアドバイザー(ロボアド)というサービスが広がっていて、初心者には簡単に始められて便利だよ!」

という内容なんですが…。

すみません。先ほど「マネーのまなびはいいよ!」と持ち上げおいて、まるでツンデレ彼女みたいですが、このロボアドの利用については、まったくオススメできないので、くれぐれもご注意ください!

■あまりに手数料が高すぎて、僕は絶対にナシです!

僕がなぜロボットアドバイザーを否定するのか? それはこの1点に尽きます。運用資産にかかる手数料が高すぎるからです。

記事には、主なロボアドサービスとして、以下の3社が挙げられています。

●ウェルスナビ サービス名:WealthNavi(ウェルスナビ)

●お金のデザイン サービス名:THEO(テオ)

●楽天証券 サービス名:楽ラップ

紹介用にリンクを貼りましたが、そもそもリンク先に飛ぶ必要もないぐらいのレベルです。上の2つの「WealthNavi」と「THEO」については年率1.1%、「楽ラップ」については年率0.715%と、ものすごい高い手数料が取られます。さらにタチが悪いのは、ここからさらにファンドの手数料がかかること。費用面を見ると「ほぼぼったくりに近い状態」になっています。

長期投資を成功させる鉄則は、コストを抑えることです。なのにこれを使ってしまうと、圧倒的に手数料が割高になってしまう。どんな資産比率で投資しているのかを勉強する意味では利用価値があるかもしれませんが、自分でネット証券口座を開設して同じものを買えばいいだけなので、間違っても「これらのサービスに全資産を突っ込む!」みたいなことはやめてくださいね!

もし迷ったら全世界株のインデックスファンド! これ一択で大丈夫です。

■まとめ

僕もすでに投資を始めて10年以上になりますが、この世界には「いい人の顔をしつつ、お客さんからしれっと儲けようとするサービス」がたくさんあります。

これには、利益だけを追求する資本主義社会においては仕方がない面もあります。より複雑にすればするほど、その分手数料が取りやすいわけですから。利益を追求しなければならない民間企業は、どうしてもその甘い蜜を吸う方向に向かわざるを得ません。因果な商売だなぁ~とづくづく感じます。

金融商品って、本来ものすごくシンプルなものですから、手数料を上乗せするのに見合う付加価値を出しづらいんですよね。例えば、僕が作ったタマネギは、他の農家さんより付加価値を出すため、いろいろな工夫をして作ることができますが、金融商品って根本的には何かを生み出しているわけではないので、色々と余計なものをつけて差別化するしかないんですよ。結果、損をするのはお客さんという、Win‐Winを作りづらい構図になっています。

なかなか難しい問題だと思いますが、日本人が正しいお金の知識を持ち、それを使って豊かな暮らしを得るためには、まずもって金融業界が襟元を正すことが先、という気がします。

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