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歩行者の権利と当事者不在のまちづくり

那覇市の街を歩くと車道と歩道の道幅の狭さを感じる、路地なら歩道すらなく車道の脇を歩かなくてはならない。那覇市内だけでなく日本全体で広げて考え見ると車優先社会で歩行する人を考えたまちづくりがなされていない現状がある。数年前から報じられている買い物難民がなぜ現れるのかと言えば、高齢者や障害を持った人が歩きやすい工夫が街になされていないからだ、買い物難民という面白可笑しくしたいような、形容詞で捉えるのではなく、もっと深刻にこの問題を行政も市民も公共政策の研究者/専門家も考えるべきだろう。まず歩行をするのは市民の権利である、歩行して不利益を生じさせる道を作るのはやはり行政の責任、そして歩きやすい街を作る義務がある。沖縄県内で市民が自動車事故で亡くなっても道路を作る制度になんら変更はなされない、運転者の権利は守られて歩行する側の権利は守られていない。歩くことをやたらと推奨する割には道の作り方がそもそも歩行にやさしくないということ。

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