二度目の独立までの113日間 9話

書いている途中で予定が入ったので、二日間にまたがって文章を書いています。
残り103日。

ライターとしてこれまで経験してきたことがやっと身を結んだように、少しずつ収入が上がっています。

その中で感じたのは、これまでやってきたことで成功したことと失敗したことの差です。

ライターとして働き出したのは、今から約1年半前の事です。
最初は時給にして500円程度だったと記憶しています。

しかも、すぐにネタ切れするし、文章もまとまらない。

そんな状況で、しかも依頼主からはたくさんの修正を依頼されます。
次第にやる気が削がれて、中々書くことができませんでした。
しかし、その時に完全にライターとしての活動をやめようとは思いませんでした。

というのも、当時は一度目の個人事業主をやっている時です。
他のビジネスで独立しましたが、物販系のビジネスだったために仕入れに高いお金が必要です。

クレジットカードで回していましたが、資金繰りにかなり苦戦していました。
そんな中で、仕入れ費のかからないライターというビジネスは非常に助かりました。

お金がなくても時間と労力をかければ稼ぐことができる。
そう思ったので、少しずつではありますが、継続はしていました。

そして、もしもそのままの状態だったとすると、多分ライターはやめていたでしょう。
自分で新しい案件を探したりすることを続けていましたし、気になる案件には提案などもしていました。

そんな中で、ライターとしての別の案件も請け負うことになりました。

その案件では、私自身の文章に十分納得いただいていますし、修正なども全くありません。

さらに、内容的にも得意なジャンルだったため、仕事を受けることになりました。

その頃から少しずつライターという仕事が楽しくなってきました。
やったらやっ多分だけ収入が増えるという感覚がモチベーションにつながっていました。

とはいっても、まだまだ継続的に描き続けるにはモチベーション的にも、ネタ切れについても問題が山積みで、収入的に爆発的に上がることはありませんでした。

今から半年くらい前の状況で、月3万円くらいの収入にしかなっていませんでした。

そして、その後も案件については探しており、その時であった案件が非常によかったのです。

記事の単価としてはこれまでの案件とあまり変わりませんでしたが、記事のアウトラインを決めてくれており、それに従って書けば良いだけだったので、リサーチに時間はかかりますが、スムーズに執筆ができるようになりました。

その仕事が慣れてきて、さらに継続的に仕事をくれたために、月に20から30万円ほどの収入になることができました。

つい2ヶ月ほど前の話になります。
この頃から、多量の文章を書くことが当たり前の生活になってきて、1日に平均で1万字くらいの文章を書くようになりました。

そして、現在新しくいただいている案件によってさらに時間単価が高くなっています。

それを考えると、1年半前にライターとしての仕事を辞めなかったという選択のみで現在の収入があります。

1年以上ほとんど稼げない状態が続いていましたので、辞めていてもおかしくありませんでした。
時間給にして今は当時の20倍くらいになっていますが、当時はそんなこと想像もできませんでした。

ライターという働き方には限界があるのでは・・・?

などと感じることもありましたが、他に稼ぐあてがなかったこともあって継続していました。

そうなると、継続することによる効果の大きさを感じます。
よく1万時間がプロとしての境目と言われますが、そこまでまだいっていないでしょうけど、継続によって着実に成果が出てきています。

ほんの少しの選択の違いでこれだけの成果の差が出るのですから、昔の自分に伝えたくなりますね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?