だいぶ前に大好きな歌手がミルククラウンをCDのジャケットにしていた。
その頃は、それが”ミルククラウン”という名前すら知らなかった。
創作ということに無関心だった私は、そのミルククラウンが作れるなんて思いもしなった。

月日が過ぎ、改めて写真を学ぶようになった。
アンテナを張っているといろんな情報がキャッチできる。
写真はあるものだけを撮るだけじゃない、”作って撮影する”ことを知った。そんな時、知り合いが撮影したミルククラウンを見た。点と点が繋がった瞬間だった。

「これって私にも撮影できるかも」

やり方を調べて、材料を購入。
あとは、ミルクと向き合うのみ。
トータル3時間は撮影していただろう。10年越しに”ミルククラウン”と対面できた。

実は、正直な話をすれば、マクロレンズが必要と書いてあり、マクロレンズを持っていない私は、撮れないかも、、、と思いながらも準備を進めていた。それでも今回は”やってみよう”の気持ちが勝ったから、対面することができた。（機材に文句を言わず、諦めなかった自分を褒めてあげたい。）

目の前にチャンスが転がっていても、それができるかも！とまず思わない限りは、その扉を開く方法すら考えない。

自分の枠から1歩踏み出してみたら、案外簡単なこともあるかもしれない。

「できるかも」
そのイメージが私たちを先に導いてくれる。

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