最近、謎解きにハマっている伊藤です。

今回訪れたのは「Ib謎解きミュージアム」。
人気ホラーゲーム『Ib』の世界を舞台にした謎解きイベントです。

私が『Ib』をプレイしたのは、11年前。高校生の夏休みでした。
まさか、あのゲルテナの世界に入れる日が来るとは……

『Ib』をまったく知らない夫を誘い、謎解きに挑んできました。

そもそも『Ib』とは？

『Ib』とは、2012年2月にkouri氏が公開したフリーゲームです。

舞台は美術館。謎多き芸術家・ゲルテナの作品展に訪れていた少女イヴが不気味な世界に迷い込んでしまい、謎を解きながら現実世界への脱出を試みるというストーリーです。

公開10周年を迎えた2022年にはリメイク版が発売されるなど、今でも多くの人を魅了し続けています。

いざミュージアムの中に潜入！

会場内は、雰囲気からBGMまで、ゲルテナの世界そのものでした。

ゲームに登場する絵画はもちろん、立体作品も。
「棒人間のかくれんぼ」や「ものを売る手」など、あのワンシーンも再現されていました。

見るだけでなく体験できる展示なので、原作を知っているとより楽しめること間違いなし。

原作未プレイでも楽しめる？

謎解きキットの「ストーリーブック」で、設定や登場人物の紹介があります。夫は原作未プレイでしたが、設定を把握して楽しんでいました◎

ただ、サラリと原作の重要なネタバレが起こるので、できれば先にプレイしていたほうがいいかも？ゲーム実況動画を見ていくのもアリです。

謎解きはどうだった？

最後の謎以外はそれほど難しくありません。
が、館内を歩き回って情報を集めなければならず、意外と時間はかかります。

目安時間やヒントブックも用意されているので、つまずいたらガンガン活用したほうが◎です。

最後の謎は難易度高めです。
自力で答えに辿り着くのは難しいのでは……と感じました。

おそらく1周目は謎解きで余裕がないかと思うので、ゆっくり鑑賞したい人はリピートしたほうがいいかも。

「おかえり」エンドに辿り着くには……？

SNS情報によると、エンディングは4種類。

私は“白い忘却”を、夫は“望んだ結末”を回収しました。
夫は原作未プレイなのに、ひねったエンディングを選んで別室行きとなり、ちょっと焦っていて面白かったです。

自宅に戻ってからは、トゥルーエンドと囁かれている“「おかえり」”に辿り着きたくて謎解きキットを見返すものの、手がかりは掴めず。

そうして一日半が経過したとき、ようやく一筋の光が……！
ネタバレは書きませんが、これがこうなるとは思ってもおらず驚きでした。

夫も「すげ〜〜！！」と感動。

“「おかえり」”エンドへの分岐は自宅でも探せるので、くれぐれも配布物をなくさないように。

その先の展開は会場でしか分からなさそうなので、もう一度行ってみようかと考えているところです。

物語の結末を決めるのは、“あなた”です。
福岡公演は終了しましたが、もしお近くで「Ib謎解きミュージアム」が開催されたときは、ぜひチャレンジしてみてください。