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そんなに漫画を読まない私のおすすめ漫画 10選

正直、漫画はあまり読まない方だと思う。高校生くらいまではアニメや漫画をよく見ていたけれど、最近は全然。よく見ていた時期でさえ、気になる漫画があっても、知った時に6巻以上出ていると読む気がしなくて買わなかった。ああ、でも、祖父の家のおじの部屋には漫画やDVDがたくさんあって、そこが私の第二の図書館だったっけ。

だから、これ!と思ったものだけを本棚に迎える習慣が自然とできたのかもしれない。本棚にそれほど漫画はないけれど、その中でも厳選した10冊を紹介していきます。

1.『ONE PIECE』  尾田栄一郎

96巻が最近発売され、全伏線回収開始と話題ですね。私が持っている漫画の中で一番の長編であり唯一の長編。小学生の頃、幼馴染の家でアニメを見たことがきっかけで夢中になりました。その年の誕生日プレゼントには、本屋さんの本棚の「ここからここまで」と『ONE PIECE』の大人買いをリクエストしました。

読む度に号泣してしまう。悲しいからではなくて、心臓の奥底がぐわっと熱くなるような。人生の半分以上を一緒に過ごしてきたといっても過言ではない。今、このタイミングで読むと、子供の頃は気が付かなかった伏線だとか、一言一言の重みだとか、更にたくさんの気づきがあって、読みごたえがあります。私がもし、今のタイミングでこの漫画を知ったら、巻数の多さから読むことはないかもしれない。それでも、これだけは読むべきだと言いたい。

2.『よつばと!』 あずまきよひこ

おじが好きな漫画。祖父の家に行く度に、「おじちゃん、最新巻ある?」とたずねていました。大人になってから、自分で買うようになりました。

よつばの明るさに、いつもほっこりします。日常を、いつも楽しく過ごすヒントをよつばがくれるような。くすっと笑えて、心が晴れやかになる。気が付いたら読んでしまう、そんな漫画です。15巻の発売が楽しみ。

3.『美少女戦士セーラームーン』 武内直子 全12巻(※新装版)

小学生の頃、セーラームーンミュージカル(バンダイ)が大好きでした。再放送されていたアニメも、学校から帰ってすぐテレビをつけて見ていました。魔法少女アニメが大好きで、大学の卒論も魔法少女アニメについて書きました。そんな私ですが、アニメやミュージカル(バンダイ)は全網羅していたものの、漫画はしっかり読んだことがなかったので、数年前に買い揃えました。

泣き虫でドジでおバカなうさぎちゃんがセーラームーンになって戦う姿に、小さい頃から勇気づけられてきた。やさしさと愛はセーラームーンから学んだ。今読み返すと、なんだかとっても深いお話なんです。現在、Youtubeでアニメの無料配信もされています。90’sのアニメも漫画もどちらも素敵な作品なので、この機会に楽しんでみては?

4.『となりの怪物くん』 ろびこ 全13巻

高校生の頃、本屋さんでなんとなく、この絵柄好きだなと思って手に取りました。最新巻が出るたびにまわりのお友達とみんなで話したのを覚えています。

勉強ばかりの雫と不登校だった春、彼らの織り成す青春ラブストーリー。どのキャラクターも愛くるしくて、一種のヒューマンドラマのような面も。彼らの、まっすぐだけど寄り道もする、もどかしいようなすがすがしいような、そんなキラキラした姿にきゅんとしちゃいます。

5.『動物のお医者さん』 佐々木倫子 全12巻

祖父の家にあった母の本棚からもらってきたもの。動物が大好きだった私の小学生のころの夢は獣医でした。中学校で理系科目が苦手になり諦めるに至りましたが…。今思うと、獣医になりたいと思ったのはこの漫画の影響も少しはあるのかな。

獣医学部のお話だけど、医学漫画という感じはなくてコメディチックな場面が多いです。読んでいて声を出して笑ってしまうことも。ハムテルの冷静さというかぼけっとした感じが、なんだか羨ましくなったこともあります。リアルな動物の描写も素敵な漫画。

6.『天使なんかじゃない』 矢沢あい 全8巻

昔の恋人にもらった漫画。本の森って書いたシールがそのまま貼ってあって、ああ、本の森っていうところで買ったんだな、どれくらいあの人の本棚にいた子なのかな、なんて思ったっけ。なんとなく、シールは今もそのままにしてある。高校生の時の話。

翠ちゃんの笑顔、明るさ、優しさ、面白さ。素敵な女の子だなと思った。晃みたいな人、いいなと思った。素敵な高校生活が羨ましくて仕方なかった。ロマンチックで、切なくて、楽しい、青春漫画。

7.『マイ・ブロークン・マリコ』 平庫ワカ

書店員の友人にオススメされた漫画。好きだと思うって。その日のうちに、その友人の働くお店に行って、表紙を見てすぐに購入。1冊読み切りということもあって、手に取りやすかった。

マリコの骨を奪い去って旅に出たシイちゃん。スピード感のあるストーリー、絵の線から、熱量がぶわって体の内側になだれこんでくるような感覚があった。読み終わったあとの、すっきりした感覚が心地よかった。友人が書いたPOPには、「全内蔵の毛穴が開きました」…なるほど。

8.『えへん、龍之介。』 松田奈緒子

本屋さんで、「龍之介」という文字が目に入り、その漫画を手に取った。大好きな芥川龍之介についての漫画だった。

芥川龍之介についての文献は数多く読んできたけれど、芥川龍之介自身についてのエンタメ作品は避けてきた。なんとなく、自分の中で出来上がったイメージを崩されたくなかった。それでも、この漫画には不思議と惹かれてしまって、購入した。呼ばれてる気もしたのだ。イメージが崩れるどころか、ただただ面白くて読み進めた。

9.『ドントクライ、ガール』 ヤマシタトモコ

表紙が気になって、裏を見てみたら裸の男性のイラスト…。どういうこと?と思って購入。

女子高生と裸族男性のへんてこな同居生活。くっくっくと笑いながら読んだ。くだらないけれど大真面目なラブコメディ。もうひとつの収録作品3322も面白いです。この漫画をきっかけに、ヤマシタトモコさんの漫画を読むようになりました。

10.『少年少女漂流記』古屋×乙一×兎丸

文庫本コーナーで乙一さんの別の作品を探していたら目に入った、古屋兎丸さんと乙一さんのコラボ作品。

10代の頃の私には、共感できるエピソードがぎゅっと詰まっている本でした。今読み返してみても、それぞれの問題、それに立ち向かう信念、出会うべくして出会ったみんなの絆に涙してしまいます。これからも大切に持ち続けたい1冊です。


ちなみに、

現在私の本棚にある他の漫画は…

『さよなら絶望先生』『かってに改蔵』『ふうらい姉妹』『HER』『ひみこい』『彼女がいなくなった』『ボーイ×ミーツ×ガール』『陽あたり良好!』『ライアー×ライアー』『Wish』『くうのむところにたべるとこ』『運命の女の子』

譲ってしまって現在はないけれど好きだった漫画は…

『タラレバ娘』『主に泣いてます』『そばっかす!』『白鳥麗子でございます!』『そんな未来はウソである』『みなみけ』『シュガシュガルーン』『銀魂』『しゅごキャラ!』『ミルモでポン!』『あたしンち』『ちびまる子ちゃん』


いかがでしたか?読み返し始めると止まらない漫画。この機会に、新しいお気に入りを見つけるのもいいかもしれませんね。

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